グーグル検索を使ったり、フェイスブックで「いいね!」を押したり、アマゾンで買い物をしたりするたびに、その裏では、特定のアルゴリズム(問題を解決するための計算方法・手順)が、私たちの行動と嗜好を常に分析している。アルゴリズムの導き出す答えはどれほど正確で、公正で、効果的なのか。数学者である著者みずから、さまざまな簡易的実験や関係者への取材から、アルゴリズムやAIの現在の到達点、将来の可能性と限界を評価。AI脅威論の真実に迫り、人々の疑問と疑念を解いていく。とりわけ、フェイスブック・データを不正に利用して英国のEU離脱投票やトランプの大統領選の勝利に携わったとされる選挙コンサル「ケンブリッジ・アナリティカ」の効果を一刀両断にした文章(本書収録)は海外でも話題となった。
牛丼屋の看板がオレンジの理由、お持ち帰りを1秒でアピる3アイテム、「チラ見せ」萌え効果の活用術ー集客のヒント満載。
これが、持続可能な暮らしの究極の原理!
漱石が自筆原稿で用いた字体や言葉の中には、すでに日本語から「消えて」しまったものがある?-百年前の書きことばが備えていた、現代では思いもつかない豊かな選択肢。活字印刷が急速に発達した時代の、私たちが知らない“揺れる”日本語の姿を克明に描き、言葉の変化の有り様を問う、画期的な日本語論。
口ベタで日系企業出身の私が、15年間のグローバル企業勤務で必死になって身につけた、人を動かす「主張」の技術。生き残りたいなら、こう話せ!
2010年度(働きがいのある会社)としてGPTWが認定、および『日経ビジネス』(2010年3月1日号)でランキング発表した上位25社のうち、“働きがい”に関して特色ある取り組みを行なっている10社の事例を紹介。
激変するビジネス環境のもと、日本企業の人事政策が大きく動く。グローバル化、女性の社会進出、成果主義…。多くの企業や会社員を取材し、会社の公式見解だけでは分からない「人事の裏側」を徹底ルポ。
団塊世代の大量定年退職を想定して、リタイア団塊・シニア市場をターゲットに商品・サービス開発に取り組む企業が急増している。しかし、一部を除くと、多くの企業で試行錯誤が続いているのが現状である。こうした現場の壁を乗り越えるためのビジネスヒントを「7つの発想転換」として提示する。
農薬使用を前提に品種改良された日本のリンゴを、農薬も肥料も使わずにつくる方法を見つけた農家・木村秋則。彼の畑には、通常の1.5倍から2倍の微生物が生息するため土は肥え、伸び放題の草にすみ着く多種多様な昆虫類が害虫の大量発生を抑えている。また、リンゴ自体の免疫機能が高く、病気に対する耐性も強い。木村の畑を研究する学者が、「奇跡のリンゴ」を生み出した「自然栽培」の驚異のメカニズムを分かりやすく解説。
「出来る女性は漢方薬がお好き」「ミセスワタナベの正体は男性努力家」「バブル世代が好きなのは発泡酒・第3のビール」「プレゼントをあげない新潟県民」-。史上空前の大調査であなたの隣のビジネスチャンスを発掘。
未来は「発明」できるのか。インド僻村の農民、ホームレス・シェルターの失業者、シリコンバレーのテクノロジー投資家、ファストフードで働くシングルマザー、賛否両論の政治家から経済学者までー世界の多様な人々を取材し、その可能性と問題点を報告。フィナンシャルタイムズ「ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー」候補。
ブログ、SNSなどの浸透にしたがって、これまでとまったく異なったコミュニケーションをしている人が増えている。インターネットを通じて知り合い、意気投合し、恋愛関係にいたる。こうした行動は現実の人間関係の希薄さの表れなのか。また、匿名メディアである電脳空間は危険な犯罪の温床なのか。ウェブを介した恋愛の実際やネット発の純愛ブームの背景を取材。同時に、新ツールがもたらした新時代の恋愛観の本質に迫るルポルタージュ。
Q&Aでわかる生物多様性入門。
食べものはちがっても、人の血液の組成は常に一定に近くほとんど変化しない。このように、ある基準を常に保とうという生命の回復現象が、「恒常性の維持ーホメオスタシス」である。このホメオスタシスは、生理的レベルだけではなく、個体さらには集団レベルの社会現象にもみられ、環境の変化を見越して予見的に働いたり、種の維持に働く大きなスケールのものもある。生物のもつ多様性とゆらぎは、単なる変動ではなく、安定性を求める生物のたくましい生存のあかしにほかならない。
本書は、主に植物科学の立場から現代の生命科学をわかりやすく解説することを意図してつくられたものである。すなわち、植物の構造と機能、成長様式、遺伝現象、物質代謝をはじめ、生命科学発展の歴史的背景、環境と植物とのかかわり、植物の産業的利用方法、さらには細胞培養技術や遺伝子工学を駆使した植物科学の最新の成果などについても、意欲的に解説してある。
ガーゴイルとの戦いが終わり、ナディア、ジャン、マリー、キングそして3人組はジャンの故郷ル・アーブルへと向かった。ところが村人の迫害を受けジャンを除く全員が村を出て行った。その裏には滅んだはずのネオ・アトランティスの無気味な姿があった。そして2年後、17歳になったナディアはロンドンの新聞社で働いていた。世間は各国要人の蒸発事件で騒然としているというのに、ナディアの仕事はお茶くみばかり。そんな彼女が留守番中に受けた電話は、蒸発事件のスクープを提供するというものだった。映画版にオリジナル・プロローグをプラスしたスーパーノベライズ第4弾。
「食」は「消費」ではない。ライオンもヌーもフン虫も、食べることで自然を豊かにしている。動物の食までさかのぼって、人間(ヒト)の食の本質を描く、親子で楽しむイラスト読本。