日経産業新聞の好評連載、書籍化。日本の産業界の黒子役から新リーダーに脱皮する総合商社。日経記者がその変貌に迫る。5大商社のトップインタビュー収録。
生きものの数だけ、不思議がある。生命の謎を追究する科学エンタテインメント。
読むことに困難を抱える人々はどのように読んでいるのか?難読症、過読症、失読症、共感覚、幻覚、認知症の人々の読み方とは。
日本書史の碩学が、近年の新たな研究成果に基づき、日本の書がもつ多様性と深みを新視点から明らかにする。わが国の書の原点を稲荷山古墳鉄剣象嵌銘や聖徳太子「法華義疏」に見、近年中国で見つかった吉備真備の李訓墓誌銘などを例に挙げつつ、その発展史を辿る。さらに三筆・三跡と呼ばれる平安期の能書家、儒者、西行・寂厳から良寛に至る僧侶、頼山陽ら文人の書から、中国基軸の漢字文化史とも異なる、自由で伸びやかな日本独自の文字文化の歩みとしての書道史を描きなおす。
美人の絶対基準とは何か。年々男が弱くなるのはなぜか。モグラは地震波で意思疎通を図るらしい。刺した蚊を殺すワクチンが発明された。DNA以外で構成された生命体は創造できるのか。ブラックホールの観光は可能かー科学雑誌『ネイチャー』『サイエンス』に発表された科学者たちの奇想天外な成果を、濃縮還元し、抜群のテイストで紹介する。現代科学のエッセンスが100パーセント詰まった文庫オリジナル・コラム集。
サブプライム・ショック、見えない投資家、眠らないマーケット、システム障害ー。最先端の科学的アプローチ(マーケット・マイクロストラクチャー理論)で「市場の連鎖」「価格形成の空洞化」の真相に迫る。
タタ自動車の超低価格車「ナノ」、携帯電話ユーザー8億件突破、日印EPA(経済連携協定)発効、ビジネス習慣、政治とリスク、インフラ・労働問題など、日本企業の進出がすすむ「不思議の国インド」のすべて。
携帯電話はインターネットがもたらした数々の革命の上に、モバイルという特性を生かしたさらなる事業モデルの変革を実現しつつある。新たな胎動ー社会を根底から変革するような大きなうねりが起きつつあるなかで、その一翼を担っているケータイ、スマートフォンにはどんなパワーがあるのか。原理原則に立ち戻ってもう一度考察し、携帯電話の持つパワーを探求した。
大国衰退の根本的な原因は何か?ローマ帝国、明朝中国、スペイン、オスマントルコ、大英帝国、EU、日本、米国それぞれの成功と失敗、発展の限界を行動経済学、制度経済学、政治学をベースに読み解く。経済的不均衡が文明を崩壊させ、制度の停滞が衰退をもたらすことを明らかにする。
捕鯨産業からGAFA、バイオベンチャー、グリーン・テックまで。スタートアップの本質を描く金融興亡史。
外交官として、父として、十代の息子と娘のために書き留めていたノートから生まれました。読むだけで、生きた英語が身につく。あなたの知らないアメリカ人の日常がわかる。
妖怪と生物の驚くべき共通点とはなにか?『ろくろ首考』『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか』で、妖怪ファンの心をつかんだ著者が、妖怪の中でもダントツ人気を誇る一反木綿をモチーフに、新たなるアプローチを展開。多様性から進化、遺伝子工学、老化まで、生物学の入門にも最適な一冊だ。
ドルの神通力は失われたのか。オバマのグリーンニューディールは有効か。金融、自動車、法律、市場、歴史まで、超マネー大国のすべて。
最後の護送船団といわれるテレビ業界。しかし、視聴率をベースとしたテレビCMのビジネスモデルはやがて崩壊します。本書では、地上デジタル放送がテレビ業界に与える衝撃、放送法や著作権法の改正による影響、ハードウェアやインフラの進化によってもたらされる視聴スタイルの変化、ネットマーケティングの最前線へと議論を進め、ネット広告がテレビCMを超える日を予想します。
環境破壊が深刻化し、人間の存在そのものがそれを加速しているいま、私たちはどのように自然とつきあっていけばよいのだろうか。生態学のパイオニアであり、半世紀もの間、自然保護のために精力的に行動してきた著者が、二一世紀に向けての自然との共存方法を、先人たちの軌跡や、自然誌博物館の設立など自らの体験を踏まえて語る。
子どもたちの「将来」は、中高の六年間にかかっていると言っても過言ではない。そこには勉強より大切な何かがある。社会で活躍する女性たちの多くがその出身者である理由。
南の海原から独立峰のごとく屹立する山岳の島・屋久島。そこは、亜高山帯の植物が茂る山稜から、太古の命宿る縄文杉の森、そして亜熱帯のマングローブが繁茂する海辺まで、日本列島と琉球列島、中国大陸の自然が凝縮し、かつ溶け合ったカオスの大地だ。豊な水と森、巨岩に彩られた「不思議の島」をめぐり、特異なフロラとファウナに秘められた謎を解く。