「エメラルドの首飾り」にたとえられる赤道下の島々が発信する2億人の鼓動。政治に、若者文化に、スポーツに、この国のあふれるばかりの活力を紹介する。
大量生産、大量消費、大量廃棄の社会をめざせば、環境はもとより、食糧、資源、エネルギー、どの面からも、人類の生存は困難になるであろう。現代の社会経済活動や生活様式のあり方を問い直し、自然環境と調和した持続可能な社会を形成しなければならない。本書は、学生、市民、自治体職員に環境の大切さを訴える。
知れば知るほど奥深く、IQや偏差値などではけして測れぬ知の世界。幼児の知から数学者の知、動物の知からコンピュータの知、そして人間の証しとしての言語の知まで、その豊かな広がり、複雑で精妙なしくみと働き。知の最先端を行く9人の碩学が説く。
本書は、アメリカ合衆国における人種と民族およびそれを背景とする性差関係の相互作用に関する書物である。
沖縄島北部やんばるの森。そこにすむ生き物の種の多様さは驚異的だ。その中には世界で唯一この地域だけにすむ固有種も含まれる。だが今、あいつぐ開発によって、それらはすべて絶滅の瀬戸際にある。この“世界の宝”をこのまま滅ぼしてしまっていいのか-!?やんばるの森は、待ったなしで問いかけている。
旱魃、内戦、飢餓-アフリカの食糧生産について伝えられる厳しいイメージのステレオタイプ的認識を越え、独自の文化や巧みな在来農法を育むアフリカ農業の営みを生き生きと分析し、生態に立脚した開発の将来像を探る。
大気は循環し、大陸は移動し、海洋はすべてを溶解し、生命が息づく。地球は、45億年かけてこの複雑にからみあった精巧なネットワークを作り上げてきた。いま、この地球システムは、ここ数十万年のヒトの爆発的な増加と進化の中で大きく変わりはじめているー。地球温暖化の問題は、このネットワークへの理解なくしては語ることができない。最新の気候モデルを駆使し、経済・社会への影響までを視野に入れた実質的な提言を続ける一線の気候学者が地球環境の現在と未来を問う。
環境汚染、食糧問題、クローン技術、遺伝子組み替え食品。20世紀に残した様々な課題の解決に真正面から取り組んでいるのが農学だ。いま研究はどこまで進み、何が課題なのか?学問の先端にある夢の実現に向け、50名の先端学者が自らの研究をふまえ、具体的に提案する。
地球生命35億年のタイムカプセル「DNA」のヴィジョンさえも乗り超えて、人類の脳はどこまで進化し続けるのか-!?その脳を駆り立て、DNAの暗号を書いた「サムシンググレート」の存在とは-!?生命の究極の目標を見据えた、かつてなきサイエンス・トーク。
まちでの暮らし、アフリカ人の名前、リンガラポップス、マラゴリ人の視点、思春期、アフリカの文明、遊牧社会、水田と稲作といったテーマから、動物の話題ーゴリラと人との共存・病原体の生態、アフリカの目、バッタの大発生と移動といったテーマ、そしてアフリカの政情の話題ーアパルトヘイト、青年海外協力隊の活動などをとりあげ、さらには三十六億年間の地球の歴史を秘めているアフリカ大陸の地質と鉱物資源の話にまで及ぶ。
多岐にわたる環境問題の重要なポイントを取り上げて具体的にわかりやすく解説しました。現在の環境問題の全体像をつかむことができます。これから学ぼうとする人に最適の入門テキストです。
性同一性障害、セックス依存症、ピルの解禁、勃起障害など、性をテーマに近年の動きを収めた論文集。日本で最初の性別再適合手術を行なった医師らによる鼎談も収録した本書は、性とこころのかかわり、およびその多彩なありようを知るための必読書である。
初夢から始まって、除夜の鐘で終わる。生物学の超おもしろ講義。