地球は生命にあふれた星である。熱帯雨林やサンゴ礁を見れば、そこに莫大な数の生物が住んでいて、多種多様な生活を営んでいることがわかる。極地方や砂漠地帯の厳しい気候の下でも、また、高山の頂上や深海の海底のように気圧や水圧が地表の限界域にあっても、栄養源さえあれば生物は物理的な環境に適応して、それを利用して生活している。本書では、生物の多様性を生命の本質に関わる特徴としてとらえ、なぜ多様になったかという多様性の起源と、それがいかに保たれているのかという機構について、生物界を広く時間的、空間的、そして段階的に見ている。
リスクに挑むところに革新の芽が生まれる。行詰った技術開発、硬直化した金融システム。グローバル化に対応できない産業空洞化。日本が直面する新たなリスク管理とその可能性を探る。
会計は、いかにあるべきか。会計の現実分析をとおして、現代会計の規範理論を探求。
本書は、文科系の学生にとって、最少限必要と思われる自然科学-物理・化学・生物・地学-の基本的な知識・考え方について、わかりやすく解説した一般教育用のテキスト。
本書は、生体で受容される種々の外界情報(光、味、匂い、電界、化学物質、物理的刺激など)が、生体内でどのように処理されて、また内部で創られた情報がどのような役割を果たしているかについて、種々の系に共通する「自己組織化」という観点から述べている。またこの自己組織化は非線形・非平衡系(開放系)において初めて実現するものであり、ここでは生体系をミクロからマクロへという立場で理解することを試みる。つまり、各要素がいかに結合され、全体を構築し、機能を発現するかについての第一線の研究が異なる種々の対象を例に自己組織化という切り口を用いて紹介される。
本書では、会計情報としての物価変動財務情報開示を考えるために、物価変動会計の諸問題が取りあげられている。また、会計情報に関する監査領域の研究として会計情報の信頼性と監査の問題について、考察が行われている。
本書は、これまでヒトと微生物はどのように出会い、微生物が人の生活にどれほど役だってきたか、現在どのように役だっているか、そして将来どのように役だちうるか、を解説したものである。