本書は、生物の多様性に関わる研究が生物学の世界でもっとも軽んじられていた時期に、植物分類学を専攻し、だからといって生物学の世界ですっかりアウトサイダーになってしまうことがないようにと、その時々の生物学と真正面から取り組もうと努力してきた1人の研究者の、「生きているとはどういうことか」を解く鍵を求めて歩いてきた軌跡を紹介しようとしたものである。
企業内のさまざまな業務が、LANの導入でどのように改善されるのか。実際に体験したエピソードを下敷きに、パソコン・ネットワーク構築のカンどころを示した“実感的”手引書。
本書はカリフォルニア大学バークレー校の授業内容をまとめたテキストの全訳である。従来のテキストにはない斬新なコンセプトのもと、産業分野で用いられている、微生物を原材料としたバイオテクノロジーを詳説する。各分野の最新技術までを解説し、微生物バイオテクノロジーの現状を理解するとともに将来まで検証する考え方を身につけることができる。農学や薬学、食品工学、化学工学、さらにその基礎科学分野を学ぶ大学生・大学院生はもとより、関連領域で研究に従事している技術者・研究者にとって好個な書である。
本書ではプランクトン群集を組成と分布の面から記載してみた。
なぜ「クロヨン」が生じるのか?不公平感のモトは何か?皆が感じる疑問に答えながら問題の本質をしっかりつかめる格好の入門書。
本書は、NIH女性健康局と国立看護研究所が中心となって91年に開催されたワークショップ「出生前遺伝検査ー女性への衝撃」の講演記録を元に刊行されたものである。
本書は、急変過程にある日本の金融について、その諸側面の実情や課題をできるだけわかりやすく解説するとともに、全体としてバランスのとれた展望を与えることを意図したものである。
本書は、フォーディズム終焉後の新しい産業モデル確立のため、欧米や日本の自動車産業における生産システムの構図を比較分析し、新たな「生産モデル」概念を提示する。企業現場の実態をふまえ、現代の状況変化過程と将来を、フランスのレギュラシオニストR・ボワイエ、社会学者J-P・デュランが長期的展望の下に探究する本格的共同研究の邦訳。
本書は、環境庁の地球環境研究総合推進費による最新の研究成果を中心に、内外の研究を参考として、熱帯林減少の現状、メカニズム、動植物の多様性への影響などについて、研究に携わる方々のみならず、一般の方々にも関心をもって読んでいただけるようとりまとめました。
本書の目的は、賃金と雇用の側面に生まれた新たな潮流を描き出し、その行く末を展望することにある。賃金に関しては「年俸制」に着目し、雇用に関しては出向・転籍という「企業間人材配置」に着目した。それらの発生を促した背景や経緯を明らかにし、その意味を分析すると同時に、現時点での機能を分析し、将来求められる対策を考えた。