本書では、コンピュータをはじめとする情報通信技術とバイオテクノロジーを取り上げる。そして、これらの先端技術の発展が、日本及び世界の知的財産権に関する法制度に対してどのようなインパクトを与えているか、また、これらの先端技術の発展に対応して、知的財産権に関する法制度がどのような変貌を遂げつつあるかを、具体的に記述する。
本書の前半では、構造ー機能分析の立場から税務会計システムが分析され、後半には、タックス・マネジメント・ゲームが用意され、税務会計システムの役割がそれを通して模擬的に体験できる。
認証、電子マネー、セキュリティー、サイバービジネスなど、直面する課題に対応したわが国のインターネット関連政策のすべて。
農作物や森林の害虫に対して天敵微生物による防除法を長年研究してきた著者が、昆虫病理学や微生物的防除法の領域を超えて、菌と昆虫、寄生するものとされるものの関係を通し、生物学の根幹に触れる面白さ、その興味ある現象のいくつかを本書で紹介する。
本書は、急成長している人材ビジネスの最前線について、アメリカの研究者も執筆陣に加わって論じている点に特色がある。実務家、研究者、学生にとって大いに参考になる内容になっている。
サポート・インフィル住宅、スケルトン住宅でも知られる生活と産業を結ぶオープンビルディング。時とともに変化する生活者の多様な要求を出発点に、建築のデザインや部品の供給と工事、さらには改修を、自由かつ着実に進めるこの仕組みが価格・品質の最適化と企業間協力の透明化を促す。先進国オランダでの発展状況にわが国専門家がコメントする。
本書は、今後の、アジアでの経営やビジネスを、どのように捉えていくべきであるか、また、日本企業のアジア経営戦略はリスク対応の視点から、どのように構築されるべきであるかなどを、筆者二人の長年のアジアにおける現地調査経験を踏まえてとりまとめたものである。
経済のグローバル化とローカルな農村政策を両立させるフランスとEUの挑戦を詳論。
「ヨーロッパ化」を完了し、欧州通貨同盟では「ユーロ一番列車」に乗ろうとしているスペイン。その経済・社会状況を探り、行く末を展望する。果敢な構造改革で経済収斂条件を達成。
ドルの基軸通貨化のプロセスをたどりながら、日米間と欧米間の国際金融関係が戦後どのように形成されてきたかを分析・検討し、三極通貨体制の基礎構造を明らかにする。
「数寄屋」のイメージの中に、われわれはあまりに強く“侘び”“寂び”の美意識を焼きつけているのではないかという疑問から、宮廷文化の流れを汲む華麗で装飾的な数寄屋論、文人文化の流れを汲む生活に密着した数寄屋論など、多様な考察を展開する。黄金の茶室や彦根城表御殿など数々の復原設計に携わった建築家による流麗かつ味わい深い数寄屋論考集。