ドイツと日本での実践を通して、両国の街づくりの「何が違うのか」「何故違うのか」を検証し、「何をすべきか」を提案する。
ワーキングプア、非正規雇用の増大、結婚をめぐる格差、教育の不平等…、格差問題の深層に迫る。「社会階層と社会移動全国調査」(SSM調査)の最新成果をもとに現代の階層・格差の深層を明らかにする。
生物進化の壮大な物語を大きく4部に分けてすすめていく。まず、遺伝システムのはたしてきた役割を解説し、つぎに霊長類の生態と行動の多様性についての議論を行う。つづいて化石に記録されている、ほ乳類とヒトをつなぐ生命の連鎖について最新の情報を取り入れ、さらに現代人の行動形成に進化がどのようにかかわっているのかについて考察している。アメリカの大学で定評のあるHow Humans Evolved第5版を翻訳した本書は、新しい発見をふまえた研究の成果が随所に加えられ、人類進化研究のダイナミズムを提示している。
新進気鋭の若手生態学者が考える生態学の体系をシリーズ化。森林生態学をめぐる膨大な知識をコンパクトに体系化。学生だけでなくプロの研究者も必読の一冊。
世界中のワイン愛好家の聖地ボルドー・メドックを日本を代表するトップソムリエ、森覚が現地取材して魅力を解明。233本のメドックワインをテイスティングして魅力をコメント。
持続可能な生態系サービスの利用をめざしてー生態系管理に関わる評価と制度分析について環境経済学の観点から分析。これからの資源管理制度の設計に資する意欲的な研究書。
地球温暖化、オゾン層破壊、生物多様性喪失、放射能汚染など、現在の地球環境問題を幅広く取り上げ、それを克服する社会のあり方についても論じた好評テキストの最新版。
現代物理学の最もめざましい成果は、極小の世界を扱った量子論と、極大の世界を論じたアインシュタインの相対性理論であるといえる。本書ではこの二つを手がかりに、私たちの身の回りの世界からそれらを取り囲んでいる宇宙まで、どれほど奇妙で驚きに満ちたものであるかを、実例を挙げつつわかりやすく解説する。多重宇宙、量子コンピュータ、量子テレポーテーション、ビッグバン理論、ブラックホール、タイムトラベル、インフレーション宇宙、ダークエネルギーなど、話題のトピックも満載。
「環境先進国」として手放しに称える向きと、「実際にはうまくいっていない」というネガティブな評価と、両極端の情報ばかりが行き交うドイツ。点在する数多くの環境都市モデルから我々が学ぶべきエッセンスはなにか。いたずらに美化したり、過小評価するのではなく、現地ならではの視点で、エコシティーを巡るポリシーミックスの実像を探ってみたい。
私が私となるプロセスとは?「個」の成り立ちをつかさどるフレキシブルな細胞世界。
新たな緑資源づくりで「生態系の恵み」確保へ。人口減少で縮退する都市。いかに応分の負担と適切な支援により、里山の緑空間を創出するかを論究。
リーマン・ショック以降、日本経済はいまだ不況にあえいでいる。そんな時代でも奮闘する、八人のリーダーたちの「チカラ」。起業人必読の一冊。
20世紀初頭以来の経営学の歴史を受けとめて、その新たな地平を拓いたバーナード。その人と理論、アクチュアリティを描き出す。
全世界の0.9%しかない日本の海に、14%もの海洋生物が住むのはなぜか?それはどんな生き物か?深海や超深海には、海底から湧くメタンや硫化水素を利用するなど「常識破り」な生き物が多く住む。最新の研究で、その多様な生態が見えてきた!日本列島の成り立ちが、日本の海の生物多様性に大きく影響したことを知り、日本の海の未来を考えよう。