20世紀末から取り組まれてきたEU加盟国における、ユーロー危機への対応をふくむ福祉レジーム改革の動向を鳥瞰する。各国の雇用政策(フレキシキュリティおよび活性化)と社会的保護・包摂政策の動向、ならびに両政策の交錯のあり方に焦点をあてる。そして、EUの改革が日本の社会保障体制にあたえた影響を論じる。
適切な資源配分と環境保全の実現に市場メカニズムは有効か?具体的事例とその成功/失敗の理由を経済学的に説明。どんなケースにも対応できる応用力を身につける。
世界遺産条約採択40周年。世界遺産条約はどのように生まれ、生物多様性条約とはどんな関係にあるのか。世界遺産条約によって生物多様性を保全することはできるのか、できないとしたらどうしたらよいのか。
白昼に翳る滅びの国のファンタジー。今は滅びゆく幻の国々、やさしさにみちた破天荒な夢の世界、甦る軽妙な妖精達、惜しまれて他界した「偉大な大人の童話作家」がその絶頂期に残していった美しくも哀惜にみちたファンタジーの数々を初めて集大成。
「似ている」からこそ「違い」がわかることがある。霊長類に学ぶことで「人間とはなにか」という本質を考える。
最新の高校生物の教科書を、通読しやすいよう再編成。代謝・動物生理・植物生理・生態系と生物多様性を、基本から学び直す決定版。
大きな存在となりながら、いまだ十分に知られていない中国の対外援助を、理念、規模、国際的影響、日本の援助経験との密接な関係など、多様な角度から分析し、その全体像に迫る。
赤字転落した東証1部上場老舗商社をわずか3年で経常利益100億企業へ導いた事業再建のプロフェッショナルが教える企業救済の道。
この経営哲学が“日本一予約のとれないレストラン”を生み出した!たった1つの気づきからすべてははじまった。
関東平野本来の自然である常緑広葉樹の森。その姿を今日に残す国立科学博物館附属自然教育園に生息する動植物や菌類の多様性、そして無機的環境を説明する。
シェイクスピア「テンペスト」から「夏の夜の夢」まで。妖精研究の第一人者が厳選したヴィクトリア朝挿絵画家90人の珠玉の妖精画190点。
毎年春になると華麗に咲き競い、日本列島を彩る数々の桜。その姿が消えてなくなるなど、杞憂と思われるかもしれない。しかし、桜の未来を現状からだけで推測していいものか。生物は、一種一種が勝手に生きているのではなく、長い歴史を背負って、相互に直接・間接的な関係を保ちながら生きているのだ。わたしたちの身近に存在する植物の現状を知ることが、生物多様性を知るための、第一歩となるだろう。
2011年3月19日早朝、陸自のヘリCH-47JAは1台の赤外線カメラを据え付け、福島第一原発上空へと向かった。温度、圧力、水位を測るためのモニターはその機能を喪失、赤外線によって温度を計測するしかその術はなかった。
多岐にわたり展開する系統地理学の研究を幅広く紹介。2010年12月に開催された第42回種生物学会シンポジウム「系統地理は何をする」の講演内容を中心に構成されている。