日本の森林は多様性、豊かさともに世界がうらやむような資源である。しかし、国はその活かし方を理解できていない。全国一律の補助金でコントロールする発想、素晴らしい伝統木造をないがしろにする制度、合理性に欠けるバイオマス発電推進、そして国民が知らぬ間に導入される新税…。これでは宝の持ち腐れが進む一方ではないだろうか。国内外に足を運び、考え続けてきた研究者だからこそ書ける切実なメッセージ。
京都議定書のような国際協力体制が生まれることを同世代人に向かって期待しながら書いた前著と、京都議定書が誕生すると同時に傷だらけになっている現状で書いた本書との間には、気分的に大きな違いがある。さらに深刻になる環境問題に直面する若い世代に向けて、重い課題を投げ出さないで引き受けてほしいと願う気持ちで執筆したのが本書である。「環境倫理学」の第一人者が、一四年ぶりに書き下ろした、待望の続編。
前著『人材マネジメント論』は、人材マネジメントを経営的な視点からとらえ、企業経営における人材マネジメントの方向性を示したものであった。本書はその内容をさらに一歩進め、現在そして将来予想される経営環境のなかで、企業が直面するであろう課題を考慮し、大幅に書き改めたものである。
2008年新規登録物件27件を含む878件すべての世界遺産を完全網羅。2巻には、ヨーロッパ(1)・オセアニアの全遺産をオールカラー写真・地図付きで解説。
「半自給的農業」と「好きなこと」を両立するためにみんなはどうやってエックス(「やりたい仕事」)を見つけたか?15人の実例に見る「夢をかなえる」ヒント。
原発がこれまで担ってきたエネルギーの代わりになるのは何か?太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーばかり注目されているが、経済性を無視した空論が多すぎる。低コストで、しかもCO2排出量の少ないエネルギーは、天然ガスを使った火力発電しかない。エネルギー問題のスペシャリストが緊急提言。
スキルを陳腐化させない「学び続ける人材」になれ。人の成長を促す仕組みを“キャリア構築”の視点から考える。
ビジネスや人生を成功に導くために必要な“戦略的思考”はゲーム理論で学べる!「囚人のジレンマ」「コーディネーション・ゲーム」など思考法の基本から、ゲームの必勝法、ルールの変え方など、応用までをわかりやすく解説。「バブルはなぜ起こったか?」「高級ブランドが値引きしない理由」など、思わず気になる豊富な実例を読むだけで、自然と戦略的思考が身につく1冊。
世界最先端のイノベーション研究を豊富な事例とともに紹介。少ない費用で魅力的な製品・サービスを開発できる!「消費者の叡智」を中心に置いた新しいパラダイム。
メールから仕事の段取り、部下への任せ方まで「がんばり方」を変えるだけですべてがうまく回り出す!人生と仕事の好循環を生む「イクボス」の働き方。
アリと共生する昆虫が専門の人気学者・丸山先生、無類の虫好きでお馴染み養老ハカセ、生態が謎だらけの寄生虫研究者・中瀬クンによる夢の“虫屋”トリオが、昆虫ワールドの魅力を語りつくす。アリの匂いや動きを真似て巣に居候しタダ飯を食うハネカクシ、交尾のためにわずか数十分の命を懸ける雄と寄生先から一生外に出ない横着な雌のネジレバネ、何の意味や役割があるのか全く分からない奇妙キテレツな形をしたツノゼミ…。小さき生き物の多種多様なあり様から、彼らを取り巻く植物や自然環境まで、虫屋の白熱トークは縦横無尽に展開。面白さ太鼓判!
残酷な「複雑性の罠」がシステムを支配している!あらゆる破滅に通じるヒューマンエラーとは。フィナンシャル・タイムズとマッキンゼーが選び、35歳以下の俊英に贈る「ブラッケン・バウアー賞」受賞作、待望の邦訳。
「できる人の条件」が変わった。あなたの働き方をアップデートする50のコツ。
同性愛が観察された種は1,500以上!
生命の歴史についてはよく語られてきたが、死の歴史についてはこれまでほとんど語られてこなかった。生き残りをかけた生命の進化は、同時に死の機構をも進化させてきたのだー。なぜ老化がおこるのか、死は生命にとってどのような役割を果たすのか?死の本質に迫る。
ブログ、SNSなどの浸透にしたがって、これまでとまったく異なったコミュニケーションをしている人が増えている。インターネットを通じて知り合い、意気投合し、恋愛関係にいたる。こうした行動は現実の人間関係の希薄さの表れなのか。また、匿名メディアである電脳空間は危険な犯罪の温床なのか。ウェブを介した恋愛の実際やネット発の純愛ブームの背景を取材。同時に、新ツールがもたらした新時代の恋愛観の本質に迫るルポルタージュ。
都市論のバイブル、待望の全訳なる。近代都市計画への強烈な批判、都市の多様性の魅力、都市とは、明らかに複雑に結びついている有機体であるー一九六一年、世界を変えた一冊の全貌。
フラット化が進むと世界はどう変わるのか?新たに3章を追加した増補改訂版、世界各地から集められた事例も最新情報にアップデート。
おいしい食べもの、きれいな水と空気、衣類や住居、医薬品、美しい風景…私たち人間のくらしは、自然の恵みに支えられてきた。しかし、生物たちが長い歳月をかけて作り上げてきた自然のしくみは、人間の活動によって大きく変化しつつある。いま、注目される「生物多様性」。その本質と現状・保全の方策を、保全生態学の第一人者がわかりやすく解説した、入門書の決定版。