私たちはどのように商品を選んでいるのだろうか。その商品の使い心地、使っているときの気分…。「感性」に訴える商品は、商品開発の過程で多くの工夫がなされている。本書は、衣食住に関する商品開発を考察し、日本のものづくり産業の衰退を打開するヒントを提供する。
融通無礙なる存在・バナナ。世界の人びとの付き合い方はこんなに違っているのに、でもこれほど愛される食べ物が他にあるだろうか?コンゴ・カメルーン・ガーナ・ウガンダ・インドネシア・パプアニューギニアそして沖縄。世界中のバナナを通して農と食をみつめてきた研究者がたどり着いた、ヒトとバナナの「遊び」の関係。
コミュニケーションデザインはふれ合いとかかわりを円滑にする関係のデザイン。安心・安全、共生・環境、地球市民の多様なコミュニケーションなど、生活者主体の視点から、よりよい関係をつくるコミュニケーションデザインの可能性を例証する。
入行3年目の渉外係、今市くん。仕事を任されるようになってきたけれど、取引先企業とのやりとりで悩みは尽きない。「社長ともっと関係を深めるにはどうしたらいいんだろう?」と一人モヤモヤとする日々。そんな今市くんのもとにピカイチくんが現れる。そのモヤモヤをピカイチくんが解消し、さらに知識を深掘りする。渉外の魅力にハマる、成長ストーリー!!
個人によるイノベーションを実現する要因は何か?情報探索行動の効果を明らかにする。
主要なポイントを図解でわかりやすく解説。プラスチック資源循環法の制定、温暖化対策推進法、フロン排出抑制法、大気汚染防止法、建築物省エネ法の改正など、めまぐるしく変わった環境法の最新動向を一挙に盛り込んだ改訂2版!
地域住民が身近な環境の健康度を測り、変化を認識し、改善するために開発された「環境ものさし」。本書は、開発者自身が体験した生物多様性への目覚めから、「環境ものさし」の誕生、そして、それがもたらした地域社会の変化をドキュメンタリータッチで描き出す。
「酔っ払うサル」とよばれた類人猿の時代から始まるほどに、人類と酵母は浅からぬ関係にあります。ワイン・パンという西洋文明の根幹をなす食品から、腸内環境を整えるマクロビオティック、SDGs時代に注目されるバイオ燃料と、古くから現代まで、酵母は人間にとって身近かつ重要な存在であり続けています。そんな酵母の科学、文化、歴史について、菌類学の達人が余さず語ります。
日本で最も多くの酒蔵があり、多様な日本酒が造られている新潟県。その知の拠点として、地域のみならず、世界の発展に資する役割を果たしてきた総合大学である新潟大学では、二〇一八年から日本酒について、全学問領域を網羅した世界初の日本酒学の確立に取り組んできた。本書では、その結実の一つである名物講義「日本酒学」の内容を収録。製造から販売、文化、歴史まで、本格的に日本酒を学びたいすべての人に贈る一冊。
新型コロナ不況のなか、がんばる中小企業。多くの人にとっての働く場であり、自己実現の場である中小企業の多様性と可能性を、事例をまじえながら描く好評テキストの最新版。
・インスリンが発見されてから100年が経過し、その間にインスリン製剤や投与法の開発、膵・膵島移植療法の開発、1型糖尿病の病態や成因を解明するための研究など、世界中でさまざまな取り組みが行われてきた。
・わが国においても、日本人1型糖尿病の発症・進展様式における多様性に基づき、急性発症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病、劇症1型糖尿病のサブタイプが確立され、その成因や病態に関する知見が積み重ねられてきた。
・本特集では、1型糖尿病診療・研究の進歩や課題に関する現状や取り組みについて、広範囲にわたって各分野の最前線でご活躍されている先生方に解説いただく。
■ 1型糖尿病 -診療と研究の最前線 5月第1土曜特集
・はじめに
●総論
・わが国の1型糖尿病研究の歴史と展望
〔key word〕NODマウス、膵生検、緩徐進行1型糖尿病、劇症1型糖尿病
・1型糖尿病の疫学
〔key word〕小児1型糖尿病、発症率、年次推移、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)
・日本人1型糖尿病の発症・進展様式における多様性
〔key word〕1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病(SPT1DM/SPIDDM)、劇症1型糖尿病(FT1DM)、急性発症1型糖尿病(AT1DM)、エンテロウイルス(EV)、急性感染、持続感染
●治療技術の進歩
・インスリン製剤のUPDATE
〔key word〕超速効型インスリン製剤、持効型溶解インスリン製剤、スマートインスリン
・カーボカウント最前線
〔key word〕カーボカウント、糖質、経験則
・CGMの進化と有用性
〔key word〕持続血糖モニター(CGM)、レトロスペクティブCGM、リアルタイムCGM(rtCGM)、間歇スキャン式CGM(isCGM)、血糖変動、遠隔医療
・インスリンポンプ療法の進歩
〔key word〕インスリンポンプ療法(CSII)、sensor augmented pump(SAP)療法、ハイブリッドクローズドループ(HCL)
・1型糖尿病に対するSGLT2阻害薬併用療法を安全に活用するために
〔key word〕1型糖尿病、SGLT2阻害薬、正常血糖ケトアシドーシス
・膵・膵島移植の現状と展望
〔key word〕膵移植(膵臓移植)、膵島移植、異種移植、再生医療、インスリンポンプ
●診療上の課題
・緩徐進行1型糖尿病の管理
〔key word〕緩徐進行1型糖尿病、抗glutamic acid decarboxylase(GAD)抗体、Tokyo Study
・1型糖尿病合併妊娠の管理ーー指標をもって治療を行う
〔key word〕1型糖尿病合併妊娠、計画妊娠、持続血糖モニタリング(CGM)、インスリンポンプ療法(CCSII)
・低血糖の病態と対処法
〔key word〕重症低血糖、無自覚性低血糖、低血糖関連自律神経応答不全
・COVID-19と1型糖尿病
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、糖尿病、高血糖
・1型糖尿病診療におけるトランジション
〔key word〕1型糖尿病、小児、トランジション
・糖尿病キャンプと患者会活動ーー心理社会的支援の重要性
〔key word〕サマーキャンプ、患者会、先進医療、チーム医療、地域医療連携
●病態研究
・日本人1型糖尿病のデータベースーーTIDE-J研究を中心に
〔key word〕1型糖尿病、3亜型、データベース、日本人、TIDE-J研究(Japanese type 1 diabetes database study)
・1型糖尿病の遺伝素因
〔key word〕1型糖尿病、疾患感受性遺伝子、HLA遺伝子、全ゲノム関連解析(GWAS)
・劇症1型糖尿病研究UPDATE--irAEも含めて
〔key word〕劇症1型糖尿病、膵β細胞傷害、免疫チェックポイント阻害薬関連1型糖尿病(ICI-DM)
・1型糖尿病の病態と診断における膵島関連自己抗体の意義
〔key word〕膵島関連自己抗体、緩徐進行1型糖尿病、親和性、予知
・1型糖尿病モデル動物を用いた成因研究
〔key word〕1型糖尿病(T1D)、自己免疫、腸管ホメオスタシス、腸内細菌叢、免疫細胞内代謝
・1型糖尿病における膵島特異的細胞性免疫
〔key word〕1型糖尿病、T細胞、インスリン、GAD、NODマウス
・膵組織所見から1型糖尿病の成因を探求する
〔key word〕1型糖尿病、膵島炎、膵重量、Pseudo-atrophic islet
・1型糖尿病とグルカゴン分泌調節異常
〔key word〕グルカゴン、α細胞、1型糖尿病
●治療研究
・バイオ人工膵島の可能性
〔key word〕バイオ人工膵島、膵島移植、1型糖尿病(T1DM)、再生医療
・膵β細胞再生医療の可能性ーー脂肪由来幹細胞の有用性
〔key word〕再生医療、脂肪由来幹細胞(ADSC)、インスリン産生細胞(IPC)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。