職場が輝く教育訓練。意思疎通を考えさせ、価値観の多様性を悟らせ問題解決を学ばせるゲームトレーニングの指導書。
本書は、生物学とその周辺分野を学ぶ人たちのために、具体的な例を通して数学的概念と技法を紹介し、数学モデルを用いて生命現象をとらえることのおもしろさと、こういったモデルを理解し解析するテクニックの基礎を提供する。
UFO研究書のベストセラー全訳!機密文書が語るUFO事件の真実。米政府は何を恐れ、何を隠したか?政府機関の隠蔽工作の謎に迫るノンフィクション。初公開の政府文書。
本書は「色」、「香り」、「形」、「咲く」のシンプルなタイトルの4部から構成されている。というのも、花粉を運ぶ動物や昆虫たちのみならず、私たち人間もこの4つの特徴により花を認識していると考えたからである。さらに、この花の色、花の香り、花の形、そして花の咲きかたこそが、まさに繁殖のために進化してきた花の特徴でもある。本書では、花の多様性ならびにその美しさに秘められた進化の謎を、繁殖生態学、化学生態学、分子生物学、生理学などの多彩な側面から紹介する。
ファイトテルマータ(植物上に保持される小さな水たまり)とその生物群集を紹介した世界で初めての本。小さな空間、少ない餌、蓄積する有害物質、そうしたすみ場所で、多様な生物が共存できるのはなぜだろうか。竹に切り株、樹洞、葉腋、花、食虫植物のつぼなどの水たまりの生物群集の形成と存続にかかわるすみわけ、競争、捕食、助け合いなどについて、最新の研究成果を紹介している。生物多様性の維持における小さなすみ場所の役割を認識することは、応用的にも重要である。生物群集や自然保護に関心のある人に広く薦められる。
心の豊かさのものさしである「観光」を、文化経済学の視点で読み解く。“観光とは自然、文明、文化を消費する行動であり、地域や一国の経済を支える役割も持つ”。
豊かな農的くらしを楽しむために、花を咲かせて種を育てて欲しい、栽培植物の多様性を守るために、地域にある種を受け継ぎ、伝えて欲しい。種とりの方法ー野菜・ハーブ126種を詳しく解説した待望の書。
本書は、著者が1995年度から1999年度にかけての5年間、立教大学の理学部化学科生命理学コースの1年生向けに設定された科目「生物学2」で行った講義を元にしてつくったものである。
本書は2000年11月22・23日の2日間にわたり東京大学海洋研究所において開催されたシンポジウム「魚類神経科学研究の現状と展望」の内容を中心にまとめたものである。
本書は、20世紀に目覚しい発展を遂げ、現在では数学に限らず、物理学など他分野と関わりながらその重要性を増している代数的トポロジー(または代数的位相幾何学)とよばれる幾何学の1部門を解説した入門書である。
本書はバイオサイエンスを学ぶ大学生のための「微生物学」教科書および参考書である。コンセプトはミニマムで基礎的な微生物学の知識や用語を簡明に記述する方針を採用し、さらに微生物学の歴史的な流れが理解できるように配慮した。また内容構成では生化学や免疫学などの講義や教科書で学べる事項は大幅に割愛して、微生物学固有の事項に特化した。執筆にあたっては、中学・高校で「生物」を選択しない学生にも理解できる表現で、なおかつ自然科学が不得意な学生でも親しめる簡潔な記述をするように心がけた。一方、重要な微生物学用語には英語を付して、その後のバイオ系専門課程や大学院における文献講読にも役立つようにした。また特定事項に興味のある読者のために、執筆に使用した主要な参考文献を巻末に記載した。
ゲノム-プロジェクト研究をはじめとする最近の生命科学の成果は、医療や産業に大きな変化を与えるとともに、生命観や倫理観にも深い変革を迫っている。本書は、このような研究の進展が生物学にもたらした点を重視し、ゲノム(DNA)に基礎をおいて体系的に構成し直した新しいタイプの生物学の教科書・参考書である。遺伝子やタンパク質の配列情報がもつ意味、クローンや生殖医療、地球環境問題、プロテオーム解析、生命倫理など最新の話題に触れながら、生物学全般について解説している。
本書は3部構成になっている。第1部では、第1章において生物多様性における保全遺伝学の役割を示し、第2章では生物進化からみた保全遺伝学の課題にどう対処するかを論じ、第3章では種内多型からみたその課題を列挙し、保全遺伝学の意義づけを示そうと試みた。また、第4章では、国際的見地を含めた、いくつかの遺伝的多様性保全プロジェクトを紹介した。第2部では、染色体レベル、タンパク質レベル、DNAレベルから、それぞれ保全遺伝子の方法を概説し、さらに野外でのサンプリング法についてもふれた。バイオテクノロジーの専門書はすでに多数出版されているので、ここでは野生動物を対象とした分析法にできるだけ的を絞って、基本的な留意事項を紹介するよう心がけた。第3部では、大型哺乳類から昆虫まで、プロジェクトの研究成果を中心に野生動物の保全の実際を紹介した。