地球上の生物の複雑多様な進化の謎は「自然淘汰」と「突然変異」のみで語れるのだろうか?答えは「否」!秩序ある生物世界に関しては、自然淘汰や突然変異も重要だが、これに加えて「自己組織化」が決定的な役割を担っている。すべての秩序は自然発生的に生まれる、と自己組織化理論は主張する。本書では、この理論に則って進化の様子を丹念に読み解いてゆく。さらにこの理論は、カンブリア紀の大爆発、生物のネットワーク、経済システムから、民主主義の生まれた所以にいたるまでを説明する。新しい視点からの理論的挑戦でわくわくできる一冊。
美の女神の背後にも微生物の影:長寿社会の健康とグローバルな環境を支える異次元ライフの秘密。
家族構成の分析を通して、世界像と歴史観を一変させる革命的著作。
食うー食われる、資源をめぐる競争…生物群集のさまざまな相互作用は、物質やエネルギーの循環を介して、生態系を大きく変えていく。群集生態学の新たな挑戦。
空間の広がりから群集をとらえる。生物が生きている「場」の大きさによって、種間の関係や群集の構造も異なる様相をみせる。スケールを変えて見ることで得られる発見がここにある。
身体全体で自然を感じ、手づかみで“知”を蓄えていった偉大な博物学者たちの営みを、流麗な文章と、息を呑むほどに美しい博物画とともに紹介。
多種多様な生きものがくらす自然豊かな森に入ると、多くの枯れ枝や倒木などを目にします。このような植物の残がいは菌類の働きによって分解され、ゆっくりと「朽ち木」になっていきます。そのような朽ち木に集まる昆虫の多様性を紹介するため、本書では、異なる「目」や「科」に属す昆虫たちを掲載しました。それぞれの種は、身近な環境で見ることのできるものや、おもしろい生態をもつもの、不思議な形をした種など様々です。
読書の楽しみを知れば、自然と本はたくさん読めます。著者の読書遍歴を振り返り、日頃の読書の方法を紹介。本書を読めば自分に適した読書スタイルがきっと見つかります。読書の達人による多読のコツを伝授。
数十億年というタイムスケールで生物の進化や生態を追う古生物学の魅力をフィールドワークや研究史上の興味深いエピソードをまじえながら、わかりやすく解説する。
建築構法の権威が語る日本の伝統建築の魅力と、保存への想い。多様性、フレキシビリティーと寿命、戦後の伝統木造の変遷、文化財建造物見て歩き。
100人以上の経営者にエグゼクティブ・コーチングをおこなっている著者が、リーダーになったばかりで何をしたらいいかわからない人、リーダーではあるがリーダーシップに自信がない人に向け、リーダーが身につけておきたいことを25項目にまとめて紹介する。
書いたものに現れる個性は「文体」と呼ばれ、よく知られていますが、読むときにも「読体」というそれぞれの人の個性があります。「文体」と違って目に見える形にならないので気づかれにくいのですが、それぞれの人の性格や背景におうじた読みの偏りは確実に存在します。「読む」技術を向上させるには、無意識のうちに身についた自分自身の読み方の癖の姿を知らなければなりません。本書は、自分なりの読み方、「読体」を対象化し改善する目的を持っています。
「三つの生態学」(文化生態学、歴史生態学、政治生態学)の視角から森の民を見据え、熱帯雨林の今と未来を説く。
都市論のバイブル、待望の全訳なる。近代都市計画への強烈な批判、都市の多様性の魅力、都市とは、明らかに複雑に結びついている有機体であるー一九六一年、世界を変えた一冊の全貌。