本書では、多種多様な動物を紹介しながら、種の多様性だけでなく、個体の生き方・性格・分布、固体群や群集の変化などを、空間的、時間的に考察し、その多様性の成立条件と守り方を考える。
本書は、文科系の学生にとって、最少限必要と思われる自然科学-物理・化学・生物・地学-の基本的な知識・考え方について、わかりやすく解説した一般教育用のテキスト。
本書は、生体で受容される種々の外界情報(光、味、匂い、電界、化学物質、物理的刺激など)が、生体内でどのように処理されて、また内部で創られた情報がどのような役割を果たしているかについて、種々の系に共通する「自己組織化」という観点から述べている。またこの自己組織化は非線形・非平衡系(開放系)において初めて実現するものであり、ここでは生体系をミクロからマクロへという立場で理解することを試みる。つまり、各要素がいかに結合され、全体を構築し、機能を発現するかについての第一線の研究が異なる種々の対象を例に自己組織化という切り口を用いて紹介される。
本書では、会計情報としての物価変動財務情報開示を考えるために、物価変動会計の諸問題が取りあげられている。また、会計情報に関する監査領域の研究として会計情報の信頼性と監査の問題について、考察が行われている。
本書は、経済システムをさまざまな制度の集まりと考えることで、資本主義経済システムの多様性とダイナミズムを分析しようとする経済学の新しい分野、「比較制度分析(Comparative Institutional Analysis)」の世界でも初めての体系的な解説書である。
本書は、これまでヒトと微生物はどのように出会い、微生物が人の生活にどれほど役だってきたか、現在どのように役だっているか、そして将来どのように役だちうるか、を解説したものである。
本書は、生物の多様性に関わる研究が生物学の世界でもっとも軽んじられていた時期に、植物分類学を専攻し、だからといって生物学の世界ですっかりアウトサイダーになってしまうことがないようにと、その時々の生物学と真正面から取り組もうと努力してきた1人の研究者の、「生きているとはどういうことか」を解く鍵を求めて歩いてきた軌跡を紹介しようとしたものである。
企業内のさまざまな業務が、LANの導入でどのように改善されるのか。実際に体験したエピソードを下敷きに、パソコン・ネットワーク構築のカンどころを示した“実感的”手引書。
多様かつ複雑な制度的補完の構造をもつ「システムとしての日本企業」の姿が浮上する。複雑な制度的補完の構造。
大量生産、大量消費、大量廃棄の社会をめざせば、環境はもとより、食糧、資源、エネルギー、どの面からも、人類の生存は困難になるであろう。現代の社会経済活動や生活様式のあり方を問い直し、自然環境と調和した持続可能な社会を形成しなければならない。本書は、学生、市民、自治体職員に環境の大切さを訴える。
本書はカリフォルニア大学バークレー校の授業内容をまとめたテキストの全訳である。従来のテキストにはない斬新なコンセプトのもと、産業分野で用いられている、微生物を原材料としたバイオテクノロジーを詳説する。各分野の最新技術までを解説し、微生物バイオテクノロジーの現状を理解するとともに将来まで検証する考え方を身につけることができる。農学や薬学、食品工学、化学工学、さらにその基礎科学分野を学ぶ大学生・大学院生はもとより、関連領域で研究に従事している技術者・研究者にとって好個な書である。