「公務員制度改革の基本方向に関する答申」では、総論において公務員制度の基本的性格、公務員制度改革の必要性、課題、改革の検討に当たっての視点を記述し、各論において項目ごとに改革の基本的考え方を示すとともに具体的改革方策を提示している。本書は、この2年間にわたる公務員制度調査会の活動及び答申、意見を理解できるよう、答申、意見のほか、調査会に提出された資料のうち主なものについて整理の上、収録している。
多様な化学物質と隣り合わせの現代生活。気づかないうちに忍びよる毒物から自己防衛するために、高度な専門情報を平易に解説した。「毒性学」の第一線研究者による書き下ろし。
21世紀をひらく知の羅針盤!自己組織化の理論は、ダーウィンの自然淘汰説を超えた生物進化の秘密を明らかにし、技術の進化、経済理論、民主主義体制の合理的説明さえも可能にする。
本書では、現代の最も新しい領域の一つである、バイオテクノロジーの基礎を示し、その後、実際の企業で行われている研究開発・製造プロセス例を具体的に紹介した。また一つの試みとして、バイオテクノロジーに関連する主要企業を挙げ、現在(1998年)の企業状況を示した。
20世紀最後の10年間、日本の非営利セクターに何が起こったか。とりわけその後半の阪神・淡路大震災後の5年間に、何が起こったか。そしてどのような状況で21世紀を迎えようとしているのか。それをきちんと確認しておきたい。それが本書の意図である。
本書には、名実ともにウォートンスクールの精神が反映されている。知識の増進、学際的な対話の尊重、世界中の経営の現場に対する貢献といったことがウォートンスクールの使命である。世界中で最大、最高の経営学者のグループの一つとして、今日のビジネスリーダーたちが直面している理論的あるいは実践的なさまざまな課題を解決するために、編著者のもてる能力を惜しみなくつぎ込んだ結実が本書である。
現代生物学からの“脱構築”。
いまは「なーんだうそばっかり」といわれそうな機械や仕掛けが、十数年後の私たちの生活の場面にはきっと登場していることでしょう。これらの“タネ”になる技術は、とても研究が進んでいて、もう少ししたら目の前に現れようとしているものばかりです。なかにはほとんど実現しているものもあります。この本の中には、こんなことができたらどんなにいいだろうと思うようなこと、夢の仕掛けが本当に実現できそうだということが順番に説明してあります。
いま、生態系があぶない!森林から雑木が消えた。コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちはみな同じ家系。こうした種の単一化がスギ花粉症や冷害を引き起こしている。人間にとってなぜ生物は多様でなくてはならないのか。遺跡出土品から植物のDNAを採取し、ルーツを探る植物遺伝学の第一人者が、縄文遺跡やアジアでの実験を例に、平易に説く。
自然分布している範囲内に存在する種、つまり在来種に対して、それ以外の地域または生態系に人間が持ち込んだ種を移入種という。アライグマ、マングース、ブラックバスなどの移入種によって、従来の生態系が壊されたりして、大きな影響を受けている。本書は、北海道から沖縄まで、全国の移入種問題を追い、その対策を考える。
東欧革命から10年。第二次世界大戦後の東欧政治史。東欧各国を舞台に繰り広げられた戦後半世紀にわたる政治のダイナミズムをみごとにとらえた名著。
「教育学的人間学とは何(だったの)か」という問いに答えた論稿。教育の営為を人間の生という支持基盤のうちに投げ戻し、その身分を見定めようとする点で、教育学的人間学が教育を人間製作の技術的処置へと狭隘化する近代性とは対極をなすものであり、視野狭窄の打破を指向している。
本書は、英語の4技能のうち特にreadingとwritingの技能の習得に役立つような文法事項に絞って、その点をかなり深く掘り下げました。章の各所には「設問」や「練習問題」を配置して、該当個所までの再確認ができるようになっています。各章の終わりの「応用問題」は、その章の理解度が全体的に計れるような問題を集めました。