言語・コミュニケーション理論にもとづき、「発信型」英語教育の実践方法、教育効果を解説するとともに、1990年から12年間にわたる著者の「学生による授業評価」を公開。グローバル時代のコミュニケーション・ツールとしての英語の果たす役割は何か、情報化社会の中で英語を習得するにはどのような方法があるかなどをふまえ、次代の「英語教育プログラム」のグランド・デザインを提示する。
中学生から大人まで、知っているようで知らない「環境問題」のすべてがわかる本。
オールカラーで、ディテールまで見やすく、わかりやすい。各章の冒頭に、その章の内容構成、章概要を明快に記述。各章の冒頭に、その章内で現れる重要用語の定義をわかりやすく簡明に記述。学習の理解度を読者自ら評価・チェックできるように、基本概念のチェックポイントを設定。
本書は、ヨハネスブルグ・サミットに向けて横浜市立大学で開講された平成14年度総合講義「国際社会の将来」における一連の講義に基づいて編集されたものである。
「なぜ自分の国で作れるものをわざわざ輸入するのか?」自由貿易のメリット、輸出入のパターン決定などの基本から、WTOの機能、自由貿易協定、知的財産権などの最新トピックスまで、現実に即して明快に解説。
国益追求と国際協調の両立。EUが示す21世紀の指針。先の見えない国際社会の協調と安定の鍵を握るEUの総合的理解を探る。
私の性別は私が決める。ジェンダーを自由に選択できる多様な性のあり方を認めよう。
多様な文化の存在を互いに尊重し、理解することは、多様な言語の存在を理解し、受け入れることである。しかし、言語の多様性について、我々の認識はまだ低い。市民社会における多様な言語の共生について、民主主義、言語権、言語政策などの視点から考察する。
本書では、後期バロック建築を、単純に、1690年から出発して1760年に終わる一時期の建築とする。後期バロック建築は比較的短い期間しか存続しないのであるが、独創的で芸術的にも重要な建造物を非常に多く産出した。そこで多くの事例を取り上げて検討することが必要と思われたが、この時代を特徴づける主題を明確にすることの方を望んだ。そこで採用した方法は、空間構造の分析に集中しつつ、空間を人間において基底をなす実存的次元の一つとして了解することであった。
「地方分権」の進展も見すえた必読テキストの全面改訂版。地方財政の歴史・制度・理念を、中央政府との関係・国際的な広がりから見直す。
本書はシステム生物学の夜明け前に、生命の誕生当時にさかのぼって単純な遺伝子の本質を考え、現存生物までの進化の道筋を宇宙船地球劇場の物語として展開した。
生物多様性、新生物探査から、生物の発生システムまで…生命観、世界観を大きく変えようとしている。21世紀の生物学を、マイヤー、ウィルソン、ジャンセン、ラブジョイなど世界を代表する生物学者11人が描く。
性を決定するものとは何か?ゲイやレズビアン、女らしさ/男らしさという規範、性同一性障害、男でも女でもない第三の性=インターセックス-「男-女」という二元論を超えた身体とジェンダーと性のありようについてセクシュアルマイノリティの当事者たちと研究者がわかりやすく講義して、性の自己決定の可能性を探る。