なぜブラックバスは駆除すべきなのか。その論拠のすべてがここにー。自らの趣味や金儲けのためにバス擁護論を唱える勢力やそれを容認する言論人を俎上に、その誤謬と欺瞞を撃つ。
都会に残された巨大な緑の空間、皇居。江戸時代からの歴史を刻む老巨木が鬱蒼と生い茂る吹上御苑。江戸城の史跡を含む庭園として数多くの貴重な樹木や草花が植栽されている東御苑。その全貌と多様性に富んだ四季折々の植物群を、豊富なカラー写真と文章で紹介。
本書は、近親交配の影響や遺伝的多様性の消失から、分類学的問題、絶滅危惧種の遺伝的管理、さらには法生物科学や種の生物学的問題の解決における分子遺伝学的解析の利用に至るまで、保全遺伝学を構成する主要な内容をすべて含んでいる。また本書の最後では、保全遺伝学と、より広い内容を含む保全生物学とのつながりを探求する。
台湾の経済発展を牽引してきたハイテク産業(半導体産業及びパソコン産業)は、どのように生成し、発展してきたのか。本書は、既存の研究では十分に捉えられてこなかった「技術者」という個人を分析の中心に据えて、産業発展の経路を検証する試みである。個人の意思や選択、個人間の摩擦や協調といった出来事が、発展経路に決定的な影響を与えていった様子が詳しく描き出されていく。膨大な資料と調査をもとに産業発展のダイナミズムにせまる労作。
「いい派遣会社」と「人気のある派遣先」がわかる本。
痛み、それは人間にとって最も不愉快な感覚にもかかわらず、十分適正に癒されていない現実がある。慢性の痛み、心理的要因が関与する痛みは、その仕組みが複雑化することにより、難治性の病気とさえ呼ばれている。しかし、痛み研究が世界的に注目される現在、治療法開発につながる仕組み解明に少しずつ明かりが見え始めてきた。本書は、その痛みについてできるだけやさしく説いた痛み学の書である。
本書は、「監査」について初めて体系的に理解されようとする方を対象として、最新の理論に基づく基礎をできるだけ平易に説明することを目的として編集されている。
マクロ的な業界環境から技術・営業・法律まで、デジタル時代を迎え、大幅な変貌を遂げつつある放送業界の全体像を網羅した基本テキスト。
文化と産業が共鳴する街をめざして。行政は何ができるのか?市民は何をすべきか?政策現場からの「理論と実践」。
公共空間や社会制度、インフラストラクチャーやプロジェクトの計画に携わる、態度行動変容、公共政策、コミュニティ・デザイン、リスクマネジメント、土木史の各分野から、気鋭の実践派研究者が集まり、転換に必要な視点と具体的事例を提示し、景観の名の下に地域資産としてのインフラストラクチャーの可能性を展望。
本書は、IBPのまとめとしての旧版に対し、現代の自然保護上問題とされる点を拾い上げたものである。前半では基礎編として、基礎的な用語、概念、方法、法令、条約、動向などの各種項目の解説をし、後半では各論として、種、種群、各種生態系の自然保護上の問題点と対策をとりあげた。また、読者の便を考え、出版直前に環境庁から発表された植物のレッドリストなど、豊富な資料を付録に収めた。
植物と昆虫たちの不思議な交信。匂いによるコミュニケーションと相互作用の仕組みを平易に紹介、生物間の多様な関係性の世界へ案内する。
“制度”をめぐる経済学の冒険。古典的な制度経済学から最新の諸学派まで、“制度”をめぐる経済学の諸潮流をコンパクトに解説。