政子が鎌倉の長となり、北条による武家政権確立へー!累計440万部突破の人気全集待望のワイド版!
京都にある神社の階段下で、一人の男性の遺体が発見された。同じころ、京都・鞠小路で心療内科クリニックを開院する本宮慶太郎のもとに、30歳の営業マンがやってくる。彼には家に引きこもったままの5歳上の姉がいた。近頃は会話も成り立たない姉を心配し、意を決して慶太郎に相談することから、運命の歯車が動き始める。
プロカメラマン志穂さんが教えるとっておきの撮影テクニック。スマホカメラの可能性を最大限に引き出します!
生き物専門のキャメラマンやブリーダー、ペットショップの店員、獣医師にいたる生き物の扱いに慣れた、プロの持ち方を紹介。スマートに持てる(モテる)だけでなく生き物に対して失礼のないお作法。
「スープ屋かまくら」は、鎌倉野菜を使った週替わりのスープのみという、北鎌倉にある小さなお店。イケメンだがコミュ障の琳がスープをつくり、人当たりのいい乾が給仕をする。イケメン兄弟のスープ屋とSNSでも赤丸急上昇中だが、じつは兄弟にはスープ屋の他にもうひとつ仕事があった。それは「鎌倉のあやかしお世話係」。不思議なモノたちが今も生まれる鎌倉で、傷ついた彼らをスープで癒やしたり、時には荒ぶる彼らを鎮めたりー。兄弟を頼り、今日も店にあやかしたちが訪れる。
関東大震災で職を失った17歳の石嶺こよりは、仕事を求めて神保町の裏通りにある小さな古書店の戸をたたいた。ぼさぼさ頭の無愛想な店主・根来佐久路は、本業の傍ら「萬相談」を受けているらしい。解決のヒントになるのは芥川龍之介『羅生門』、谷崎潤一郎『秘密』、そしてあの文豪も登場してー謎と秘密を「本」で解き明かす、大正ロマンな古書店ミステリー!
京都の小さな町で、遺書らしきメモとともに34歳の女性・小倉由那の遺体が発見された。それから数日後、同じ町で心療内科を開業する本宮慶太郎のもとを、女子高校生の棚辺春来が母親に連れられて訪ねてくる。彼女の不調の原因を探ろうとする契太郎は、春来の口から由那の死に関する驚くべき疑念を聞いてしまう。摂食障害の女子高生と、命を落としたパート女性の間には何があったのかー。一人の医師が、人の心にひそむ光と影を見つめる。心療内科医・本宮慶太郎シリーズ第1弾!乱歩賞作家が満を持して贈る純文学ミステリー!
神経衰弱の気鬱を逃れ、森の深奥を彷徨う真拆は、僧に蛇毒から救われ、山寺に逗留する。俗世から隔絶された奇妙な時空の中、真拆は現実と夢幻の境をいつしか踏み越え、一人の女と出逢った。その運命の奇跡、そして悲劇を古典的風格さえ漂う端麗な筆致で描く。待望のデビュー第二作。
ギリシャの美しさは他に類を見ない。美しい浜辺や海岸線に縁どられた紺碧の海。岩がちな、あるいは緑鮮やかな、変化に富む地形。ヨーロッパ文明発祥の地として、文化史上でも輝かしいかの地には、世界遺産に登録された地域や建造物も多い。本土の観光ポイントに加え、エーゲ海とイオニア海に浮かぶ有人の島すべてを、美しい写真で紹介する。
大儲けしたかと思えば一文無し。しかし、必ず蘇る-。勝っても負けても笑い飛ばせる強靱な精神。どん底からはい上がる強さの秘密とは?技術だけでは太刀打ちできない時代の荒波のなかで波瀾万丈の人生を駆け抜けた相場師たち。
マイルス・デイヴィスは、常に新しいジャズを創造し、同時に多くのミュージシャンを育てた、まさに“ワン・アンド・オンリー”の存在である。彼を通して、二〇世紀後半のアメリカの音楽状況、黒人の位置、そして創造者の条件が浮かび上がってくる。パーカー、コルトレーン、ハンコック、ジミ・ヘンドリックス、マイケル・ジャクソンら、21人から迫る「帝王」の真実。
現代が喪失した「聖性」に文学はどこまで肉薄できるのか。舞台は異端信仰の嵐が吹き荒れる十五世紀末フランス。賢者の石の創生を目指す錬金術師との出会いが、神学僧を異界に導く。洞窟に潜む両性具有者、魔女焚刑の只中に生じた秘蹟、めくるめく霊肉一致の瞬間。華麗な文体と壮大な文学的探求で「三島由紀夫の再来」と評され、芥川賞を史上最年少で獲得した記念碑的デビュー作品。
恋や幸福なんて幻想だ。疑似恋愛だけ楽しめればいいー売り専のバイトをしていたマサキは、死んだ恋人を想い続けている稲葉と出会う。「セックスは、好きな人と想いが通じ合ってするべき行為だと思うんだ」とマサキに触れもせず、ただ優しく接する稲葉。昔の恋を幸福そうに語る稲葉に嫉妬を抱くうち、狂おしい想いが芽生えー。優しさしか知らない男と、愛のないセックスしか知らない男がすれ違う、切なく痛い恋。
ある事件をきっかけにして本庁に引き抜いた白石巡査の直感を、松谷警部は信頼している。当初は白石の推理力を動員するまでもないと思われた三鷹の事件だが、諸事情が判明するにつれて複雑な様相を見せはじめた。ケーキは消え、足跡は一つだけ。厭な予感が松谷の脳裏を掠める。打開策の見えないまま地道な捜査を続けるうちに…。本格ミステリ道まっしぐら、好評シリーズ第二作。
大正時代の浅草。町のはずれにあるボロ家・百栗庵の主で発明家の柿三郎が、探偵稼業に踏み出した。冴えない風貌で発明は珍妙だが、科学的な調査や思考実験から導き出す推理は明晰!機械式招き猫の助手・お玉さんを連れ、女中の千代とともに“連続して発見されたバラバラ死体”や“幻術師の元から消えた弟子”などの謎に挑むが…。傑作“大正モダン”×本格ミステリー。