1982年にリリースされたオリジナル・アルバム。フォーク・シンガーとして時代の中心に飛び出そうとする長渕剛の決意が表明された作品で、ストレートで勢いのあるナンバーが満載。
大滝詠一のアルバム『イーチ・タイム』の曲を、井上鑑がアレンジしたオーケストラ・ヴァージョンのアルバム。カラオケにもなるってことだけど、「恋のナックルボール」「ペパーミント・ブルー」など歌えたらスゴイです。BGMにはもってこいですよ。
毎回、そのR&R魂をヴォーカルにサウンドに最大限叩き込んできた彼らは、売れ行きという面でこれまで正統な評価がされていなかった気がする。でも今作こそ。今作が支持されなきゃ変だ。余りに衝動的で自虐的で鋭利で叫んでる唯一無二のアルバムです。
出産を機に歌手としての評価を格上げする風潮には納得がいかないが、歌と生き方とをダブらせるロック・ファン好みの立ち居振舞いに、音楽的な裏づけができてきたのは確か。奔放なイメージと裏腹に、何が時分に求められているかわきまえた人だと思う。
映画『BIRTHDAY PRESENT』のサウンドトラック。人気絶頂の彼だから、ヴォーカル入りの曲も収録されているが、ここは彼の親しいアレンジャーたちによって料理された福山メロディのインストをたっぷり堪能するのがよさそう。
83年作。陽水第2の黄金期直前の作品で、BANANAこと川島裕二によるシンセサイザーを前面に出したサウンド。安全地帯のメンバーも参加している。デジタル・リマスター盤。
コンサート・ツアーと並行して製作された、前作『Code Name 1.Brother Son』と対をなす作品。大衆音楽に求められるいくつかの要素を満たしながらも、それぞれの人間性が楽曲に色濃く出てるところが魅力的である。ご飯食ってる感じするもんな。
映画『真紅な動輪』のサウンドトラックとして82年5月にリリースされた作品。彼らが初めて映画音楽を手がけたアルバムであり、(1)(3)(5)(9)の4曲はインスト・ナンバーとなっている。
谷村新司、堀内孝雄それぞれ7曲ずつ収録した欲張りなベスト。どうでもいいけど、ジャケット写真の粒子がやけに荒いぞ。堀内孝雄は『はぐれ刑事純情派』の主題歌が多い。演歌度は堀内孝雄の方が上。(7)(14)の「Far away」対決も芸風の違いが際立って面白い。
1stアルバム『断絶』から4thアルバム『二色の独楽』まで、70年代前半にポリドールからリリースされたアルバムの代表曲に加え、シングル・ヒットした(4)(12)を収録。繊細さと激しさが同居していた初期の彼の歌は、時代を超えてもなお感動的だ。