もし、プロレスで童話かお伽話が書けたら…。一話完結。見て楽しみ、読んで楽しむターザン山本のプロレス・ミニ宇宙。ついに3作目発場。
オルダス・ハックスレー、イェイツ、ワイルド、サルトル、ベケットから、トールキン、ラヴクラフトまで、ファンタジー、ホラー、SFを含めたさまざまなジャンル、多彩な国々の強烈な想像力を持った作家たちを次々と論じたウィルソンの一大文学パノラマ。現実から逃避することなく、夢見ることを信じる力-想像力の問題を探求した名著。
ロレックス、パテック・フィリップ、ブレゲ-。永遠の価値を放ちながら人生を刻む腕時計と、それを生んだスイスの風土と歴史。自動巻き、防水時計の開発の苦闘や、宇宙空間での絶望的事故から乗組員を救った一個の手巻き式時計の物語など、時計好きには面白さ絶対保証の一冊。
不老不死を得る霊水の秘密を解く鍵-蛇魔像を追うアゴンたちは、陳夢龍の手引きによりザラ国へ潜入した。そのザラ国は、三十五年前の内乱によって三分され、微妙な拮抗を保っていた。だが、像を手にした僧院派の首領マハムトが、ザラ国の王となるべく、ついに動き始めた。像の謎を知る“目なし”一族のカーヤックを、士族派の双頭王グルカから奪取し、さらには、閉ざされた地下迷宮への道を掘り起こすグルカの腹心エナクの懐柔を図ったのだ…。一方、反乱軍と手を結んだアゴンの胸中には、ザラ国を己のものにしたいという野望が芽生えていた…。三巴の暗闘の行方は?また囚われの身となったシッダールタ(後の仏陀)の運命は?読者の熱い期待に応えて贈る人気巨編待望の第四弾。
夜も更けた大都会のあちこちに男と女の見果てぬ夢が咲き乱れ、やがて最期を迎えたクレオパトラの嘆きのように空しさだけがわだかまる。そして、稀代の色事師カサノバのため息にも似た底知れぬ幻滅の嵐が心の中に吹き荒れるー豪奢なひとときと蠱惑的なまざさしが交錯する愛のつづれ織り51篇。
グリム童話をめぐるトータルな文化史 グリム童話の成立事情、フェミニズム的解釈、日本への導入ー三つの側面から現実とフィクションの狭間に視点をおいて展開。
任天堂ファミリーコンピュータの基礎を築いた宮本茂。「ドラゴンクエスト」をつくった堀井雄二・中村光一。「桃太郎伝説」で独自の道を切り開こうとするさくまあきら…。テレビゲーム勃興期にRPGの世界を確立しようとした若者たちの理想と夢を描くノンフィクション。
パステルカラーの花やドレスで飾られた女性像をとおして、夢幻の世界を描き続けた画家マリー・ローランサン。今世紀初頭の美の都パリで、詩人アポリネールをはじめとする多くの芸術家たちに霊感を与えた美神の、波乱に富んだ生涯と代表作のすべてがこの一冊に。
旅先で出会った人々への想いは募る。風圧に抗い格闘技まがいにぶつかり合うレースは“人生の喧嘩”を教えられた少年時代に重なり、ギャンブルに敗れてなお耽美な顔を見せる男には影の薄い女が寄り添う。「終ってみると己れを買い己れに賭しただけの遊び」の中で伊集院文学の原石が光を放つ話題の好エッセイ。
自由礼讃、偏見尊重、伝統墨守、能率軽視で趣味重視の心情を貫き通すオーウェル、フォースター、チャーチル、チェスタトンなど、典型的英国文人の珠玉の英文11篇。
今、産業界に新風を巻起こす驚異の新技術「電子物性技術」。20有余年蓄積された数々の実証データを初公開。
昭和35年、北朝鮮帰国運動に加わって渡北した元在日朝鮮人が金日成体制に幻滅して韓国に亡命するまでの苦難にみちた34年間の手記。
第二次世界大戦中におこなわれた日本軍の南方作戦、そして悲惨な結末をみたインパール作戦。そこに託されたインドの独立の夢は、インパールの空にもろくも消え去った。本書は、インドの解放という理想と夢の実現のため、志なかばで倒れた人びとに捧ぐ書であるとともに、現代インドを理解する必携の書である。
スペイン・マジョルカ島の情熱、京都の風情。人気絶頂の朝香、待望の初写真集、初水着。