四国の小さな蛍光体の製造会社に就職し、単身挑んだのが、夢の技術といわれる高輝度青色LEDの開発と製品化だった。社内の強い反発と度重なる失敗の中、ついに開発が実現したLEDの光こそ、21世紀を目前にした世界が注目する科学の成果だった。世界で認められながら社内では認められない現実に失望し、さらなる研究のために渡米する。文庫化にあたり、注目の200億円裁判の真相を付記。
「“失敗”こそ伏せ込み!」やる気になったり落ち込んだり、泣いたり笑ったりしながらも、“現場”にこだわり続けた奮闘記。
よい住宅ってなんだろう?居心地、台所、手ざわり、家具…“住宅名人”の建築家が考えぬいた12の条件を、写真やイラストでわかりやすく解説。
幼い少女エルシー・ピドックは、生まれながらのなわとび上手でした。七つになったころ、その評判は、ケーバーン山に住むフェアリーたちにに届いて、エルシーは、なわとび師匠アンディ・スパンディから、三日月の晩に、妖精の秘術を教わることになったのです…。
自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえのない地球のために、生涯をかけて闘ったR・カーソン。海洋生物学者としての広い知識と洞察力に裏付けられた警告は、初版刊行から四十数年を経た今も、衝撃的である。人類は、この問題を解決する有効な手立てを、いまだに見つけ出してはいないー。歴史を変えた20世紀のベストセラー。待望の新装版。
「CG」と聞いて、どんな職場を思い浮かべるでしょう?TV業界?それとも映画の現場でしょうか。もちろん、映像業界では大活躍です。でも、コンピュータグラフィックスの活躍の場はそれにとどまりません。インダストリアルデザイン、ファッション、ウェブ…。業界横断的なCGクリエータの仕事を紹介しましょう。
金貸しを営む銭法師の喜久五郎という男が墓所の近くを歩いていると、衣の裾にしゃべる髑髏が食いついてきた。その口車に乗り大儲けを企てるが、恐るべき復讐に遭い…(「ものいふ髑髏」)ほか、登山事故の入院先で体験した奇妙な出来事や、暴漢に襲われた男が垣間見る悪夢など、平安朝物語から日常に潜む恐怖や不思議現象まで、怖くて妖しい物語10編を収録。
だれもが認める20世紀建築における最大の巨人ル・コルビュジエ。でも、いったいどこがどうすごいのか?そもそもどこが巨匠たるゆえんなのか?安藤忠雄が「住宅」を切り口に、ル・コルビュジエの魅力に迫る。