90年代を駆け抜けたモンスター・バンドの全シングルを収録したコンプリートPV集。映像にも執拗なこだわりを持っていた彼らに、映像作家・河谷英夫や丹修一らが見事に応えた高品位の映像が満載。
人気プレイステーション2ゲーム・ソフトのサウンドトラック集。北島三郎をはじめとする北島ファミリーが集結し、男と女の情感を歌い上げていく。トラック野郎にはやはりド演歌が似合うと再認識した。もしかしたらこのゲームから演歌復活のきっかけとなるかも。
アニメ・ライター憧れの老舗雑誌『アニメージュ』のベスト版。(1)(2)のケーシー・ランキンの歌はアニソンを超えていたし、(14)を聴けば燃尽きた矢吹ジョーの姿が浮ぶ。安直に宮崎アニメに偏らなかった選者に拍手。「ゴーショーグン・時のエトランゼ」はなぜないの?
柳葉敏郎、哀川翔らが輩出、その名の通り、まさに一世を風靡する人気を誇った彼らの、コンプリート・コレクション。大ヒットした「前略、道の上より」などの楽曲に時代を生きた男の息吹があふれる。
活動を凝縮したシングル・ベスト。少女から大人へ、アイドルからアーティストへ……のプロセスが切り取られた作品は、想い出を振り返るだけではない、メンバー個々の未来も見せているかのよう。またビター・スウィートなメロディはあらためて心に残ることが分かる。
やっぱり(3)でしょう。あの煽るようなイントロは忘れられません。でも、全曲こうして聴いてみると上手い人です。オリエンタルな声質やメロディーに合わせて時代が見え隠れする独特の雰囲気がいい。彼女がニューミュージックの全盛だったあの時代の代表格とは言えないでしょうか。
CD選書は“文庫”の発想? 携帯便利なスリム・パッケージにシンプルなつくり、で価格もお安いベスト盤。ファンなら飛びつくし、一度はじっくり聴いてみたかった入門者向けにも。彼独特の温もりある透明感、郷愁さえ呼び起こす歌声は秋の夜長にハマります。
遠い昔に見たことがあるような、懐かしいロマンティックな世界を歌い続ける彼の作品集。大ヒットした(4)を代表として、淡い水彩画のような風景は純粋で壊れやすいはかない美しさがある。周囲の音楽に全く影響を受けない独自の活動はユニークな存在だろう。⇒村下孝蔵関連作品はこちら
「いい日旅立ち」ではじめて「プレイバック Part2」でおわる1枚目。それを引きつぐように阿木/宇崎作品集の2枚目。これまでのベスト盤とは一線を画する盤である。大瀧詠一作品や「初恋時代」の収録もうれしい。
ライナーで、改名を考えていることを記したうえで、襲名後(正蔵だろうけど)に小朝時代を振り返る楽しみに『牡丹燈籠』を演じたという。くすぐりはいつもの小朝調だが、圓朝作らしくストーリーや登場人物が込み入っているところを巧く処理している。
79年はジュディ・オングの「魅せられて」や西城秀樹の「YOUNG MAN」、山口百恵「いい日旅立ち」、ゴダイゴ「モンキー・マジック」などポップス歌謡の乱れ咲きの年。懐かしの大ヒット名曲を集めたコンピレーション。
哀愁をテーマにした“赤歌”、青春をテーマにした“青歌”、未公開ライヴやデモ・テイクの中から厳選した“白歌”とそれぞれのテーマに沿った作品群を3枚のディスクに収めたファン垂涎の1枚。
「スニーカーぶるーす」から「愚か者」まで全22曲のベスト・アルバム。金八OB第1期生として長期にわたっての活躍は、これらのヒット・ナンバーを聴くとたいしたものだとつくづく思う。
70年から90年にわたる21年間の各年度別邦楽BESTヒット集。レコード大賞、レコード大賞最優秀新人賞、オリコンチャート年間1位獲得曲はほぼ全曲収録という豪華な内容だ。
すべてのシングルA面に加え、サウンドトラックにのみ収録されていた「雪灯りの町」や、同名カセット・テープのCMで使用されていた「AXIA」などを収録したベスト・アルバム。
人気アニメ“こち亀”のソング集。テツandトモが歌う新主題歌をはじめ、TOKIOや吉田拓郎、所ジョージ、天童よしみ、両津の声優をしているラサール石井など、レーベルを超えた歌手が参加。アニメの世界同様、なんでもアリの多彩な歌が楽しめる。
テレビ放映を生で体験した世代には懐かしくてたまらない“めぞん”の主題歌集。来生たかお、安全地帯、ピカソといったマイナー・コード・センチメンタリストの珠玉の作品集だけに、ついハマってしまうかも。(13)(14)の響子さん/島本須美の挿入歌収録も嬉しい。
“あみん”でのデビューから20周年を迎えた岡村孝子が選曲したアニバーサリー・アルバム。あみんの「待つわ」「琥珀色の想い出」を含め20年間のヒット曲をすべて盛り込んだ完璧な内容のベスト。解説や未公開写真も満載。