デビュー曲のDisc-1の(1)から2002年のDisc-2の(11)に至る25年の歩みを自身の選曲で振り返るベスト盤。フォークかロックか(?)的文脈で語られることの多かった長渕だが、Disc-1の(4)は彼もビジュアル系ロックの祖の一人であることの証明だ。
2004年夏、故郷・鹿児島は桜島での、朝までライヴ4枚組。オープニングからエンジン全開で最後まで突っ走る。相当なアクの強さだが、これほど支持されるのは、捨てきれない青臭さが、純粋さにつながっているからだろう。キヨハラ系ですな、この人は。
80年代に『ルパン三世』のテーマや角川映画『野生の証明』『犬神家の一族』をはじめ、数多くの映画、ドラマ、アニメ音楽を手がけてきた大野雄二の歴代名曲をコンパイルした豪華コンピ。「ルパン三世のテーマ2005ヴァージョン」なども収録。
本人の選曲による『夢の樹』から『Liberte』までの3枚から収録された初のベスト盤。“ドライブしながら聴いてもらいたい”との本人のコメント通りのテイストで、曲順にも工夫が。
ソロ第2弾。ブルー・ハーツでのロック野郎的イメージはあまりない。曲調は様々であってもアコースティックで、基本的に“うた”を聞かせる作品だ。無器用な歌い方が逆にリアリティを生み、心に引っかかりながらもなごむ。(7)(11)のカヴァーのセンスも好き。
初のベスト・アルバムは、別テイクやカーペンターズのエレクトロニカなカヴァーなどで構成されたボーナス・ディスク付き。全シングルなどで構成された本編は、狂乱性とクールネスを拮抗させながら音世界の重力を完全支配するバンドの奥深さが堪能できる。
じめっとし過ぎないウェットさ、アコースティックを大切にしたこざっぱりしたサウンド、その“じめっ”と“からっ”が混ざりあって、いい味を出しているような…。青春の光と影を、彼ら流にうまく表現しているような気がするのだけど、どうでしょう。
軽快な「車輪の唄」、ミディアムの「夢の飼い主」「スノースマイル」。曲調はそれぞれ違うが、どの楽曲のテイストもちょっと切なくてスウィート。ストーリー性もあって、風景が目に浮かぶ。色彩感ときらめきのある作品ともいえると思う。
“ばすとあむ〜ぷ”と呼ぶのが正しいらしいプレイステーション用ゲーム・ソフトのサントラ。カッコよく踊れる人が勝つというダンス・バトル・ゲームなので、使用されている曲もモロにエイベックスなダンス・ポップといった感じ。ゲームがやりたくなる。
平安時代の陰陽師、安倍清明の活躍を描いた大ヒット・シリーズ第2弾。都に跋扈し、人々を次々に襲う鬼の正体とは? 合計150分以上の豪華映像特典が嬉しい。
人気RPGゲーム『聖剣伝説』シリーズ第4作目で、シリーズ初のプレイステーション対応となった『聖剣伝説 Legend of Mana』のオリジナル・サウンドトラック。音楽は下村陽子が担当。
PS用ゲーム・ソフト『ゼノギアス』の2枚組オリジナル・サウンドトラック盤。Joanne Hoggが歌うオープニング・テーマおよびエンディング・テーマも収録されている。
未発表曲の(15)を含む、これまでの全シングルを収録したベスト盤。若干バラード、ミディアムが多いかなと思うが、アップもあり、多彩な内容。そしてそのいずれにも通底するのは、メロディアスで少し甘酸っぱい切なさがあること。そこが持ち味なんだろう。
全曲オリコン・シングル・チャートで1位もしくは2位をとった曲のみで構成されるという、ZARDだからこそできた偉業ともいえる前評判も高いベスト。詞・歌声・サウンドに貫かれている潔さ、涼やかさが、このバンドを稀有の存在にならしめていると実感。
音楽制作集団としてヒット曲を連発したB.B.クイーンズのアンソロジー。『ちびまる子ちゃん』のテーマ曲「おどるポンポコリン」ほか全曲をリマスタリング。初CD化となる「ジングルベル」も。
90年代より、ヒット曲を量産してきた「ビーイング」。T-BOLAN、WANDSなど、所属男性アーティストの人気曲を集めたコンピ。CM・ドラマなどのタイアップ曲が多い。
パワフルなヴォーカルで、90年代の音楽シーンを代表する歌姫となった大黒摩季のビーイング時代のベスト盤。デビュー曲「STOP MOTION」のアルバム・ヴァージョンなども収録。
70年代の歌謡曲シーンにジャズ・テイストあふれる本格派シンガーとして登場した彼女。デビュー曲「合鍵」からの初期作品シングル17作品のAB面すべてを収録した初のコレクション・アルバム。