三島由紀夫、モハメッド・アリ、吉行淳之介、山本周五郎…。未知の人物との遭遇、心躍らせる物語への熱中。本を片手に旅した30年間の、豊潤な36編のブック・エッセイ。『深夜特急』直前、26歳の時に書いた幻のエッセイも初収録!
「可愛いお尻を見せてほしい」舞踏会の翌朝、同じ寝台にいた隣国の王太子エリアスに言われ、メリルは思わず頬を叩いてしまう。エリアスは、昔から夢で逢瀬を重ねてきた君と結婚するとメリルに宣言する。とまどうものの甘い触れ合いは嫌ではない。耳に淫靡な水音が響けば甘い痺れが駆け巡る。でも夢の乙女は自分ではないという疑いを消せなくて…!?
第五の妖主「翡翠」の繰り出す数々の罠。護り手・闇主を欠くラエスリールは、しかし、悲劇的な自刃から復活する。運命の環は回転し、罠が絞られ、ついに対決のときが近づいた。ラスの実弟・乱華の野望は?謎の剣士・ウルガの正体とは?闇主ははたしてラスのもとへ帰って来られるのか?複雑にからまった謎が解きあかされ、大人気『翡翠の夢』がいま衝撃の終幕。
麻衣は大学の友人・弓の結婚式に出席するために島根県の山奥の集落へ向かう。そこはニシのミズチがヒガシのお姫様と結婚を望み、天狗に討伐されたという言い伝えが残る因習的な村だった。七十年前のニシとヒガシの結婚式、不可解な弓の言動、麻衣が夢でみていた景色と同じ情景。困惑の中で華燭の典が始まる。
「人生はロールプレイングゲームに似ている」。常からそう考えている俺・鷹空(高二)は父親の許しを得、東京で一人暮らしを始めた。だが新しい高校での生活を目の前に、俺は冷めている。何も行動を起こさず、卒業までやり過ごすのだ。一方、担任の教師・和々花(28歳)は、少々変わっている。若見えの元新人漫画家。夢を捨て切れない隠れオタの酔っ払い。「でも、人生、安定と見通しが一番だし…」。未来を諦めた子どもと、過去を忘れられない大人。年齢も価値観も違うチグハグな二人が紡ぎ出す夢の物語。
夢を解釈する秘訣を学びさえすれば、自分を理解し、創造力を発揮して、自分を成長させることができる。本書を読み進むうちに、夢が最高の情報源であることが理解できる。夢を解読するために必要な練習法や心構えをわかりやすく解説し、また、多くの実例を元に実践的な分析法を紹介した。巻末の夢事典は、夢の中のシンボルのもつ意味を簡潔に説明。
『怪談5分間の恐怖』へようこそ。これから、わたしが目の当たりにし、見聞きしてきた怪しい話、不思議な話、悲しい話…30の怪異をお話ししましょう。身も凍る怪談、背筋が寒くなる怪談、心に染みる怪談…すべて著者が体験し、直接見聞きした実話短編集。
お金」と「幸せ」の関係、ごっついの教えたろか。
一目で好きになった。身を包む炎、深紅と琥珀の瞳、何よりその眼差しが綺麗だった。仲良くなりたい、と生まれて間もない茅菜は思った。「こんにちは」とあくまで呑気に自己紹介した。それが、上級魔性・茅菜とラエスリールとの出会いだった。思いの外、この幼い魔性に懐かれてしまったラエスリールが、騒ぎの種になるだろう彼女を連れて浮城を訪れた頃、そこでは衝撃的な事件が起こっていた。
ドアを開けたら首が転がっていた!-やり手の会社社長、土居楯雄の首が、切断されて発見された。現場の壁に留められていたのはビアズリーのサロメの複製画。警察の聴取が始まるが、楯雄の娘、帆奈美と連絡がつかない。家族が心配していると、死体が見つかったという連絡が入った。彼女は、ミレーのオフィリアのような姿で発見されたのだったー。
悟りは時空の内の出来事ではない。逆に、時空が“純粋意識”のなかの出来事である。自分がこの“意識”であるとわかるのは、自分が一度も生まれておらず、一度も生きておらず、決して死なないとわかることだ。非二元の本質に迫る傑作!
天才詩人アリス・ウォンが謎の存在“忌字禍”に倒れた。その怪物を滅ぼすために、七十三人を言葉の力で殺害した稀代の殺人者が、いま召還されるー星雲賞を受賞した表題作、同賞受賞の「海の指」他、全七編。最先端の想像力、五感に触れる官能性、現代SFが生んだ最高峰作品集。第38回日本SF大賞受賞。
初心者でも大丈夫!株のイベントやセミナーに多数出演する著者が、株式投資の始め方を教えます。「株は利子のつくATM!?」「売り買いのタイミングは?」。難しいことは分からなくても、まずはゆるく始めてみましょう。