夢枕に立ったのは、なんとあの漱石先生だった。夫を捨て、代助に走った『それから』のヒロイン三千代の“それから”は?道ならぬ恋の続きに迫る、漱石三部作・完結篇!
「マンションの中庭にみんなのあそび場があったらいいね!」。カマラとマヤは、とっても大きくてすてきなアイデアを思いつきました。でも、ふたりだけでは、かなえられません。大人に反対されてもあきらめなかった姉妹は、近所の子どもたちと協力して周りの人たちをまきこみ、ついに夢を実現させます。アメリカ初の女性副大統領となったカマラ・ハリスと妹マヤの実話を元にした伝記的絵本。
ペスト流行、宗教改革、戦争、古代への憧憬…、混乱の時代から生まれた新たな世界。イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、ドイツ、クロアチア、ベルギー、オランダ、ポーランド、オーストリア、チェコ、イングランド…ヨーロッパ各地のルネサンス期の名建築を網羅!
現代生物学が明らかにしつつある「生きものとしての人間」を基礎において、自然と人間と文明を見据える総合的な知「生命誌」を提唱する著者が、さまざまなジャンルの思想家たちと語り合う。語るにつれ、深まる生命への共感と謎ー。さらなる飛躍を求める、著者渾身の対談集。
夢とは望みを叶え、「本当の自分」が潜む場所。ひた隠しにしていた性的欲求が丸出しの夢、試験に落ちる夢、親を殺す夢、過去の恋愛が蘇る夢…。あなたの悩みはすべて、この歴史的ベストセラーによって解き明かされる。フロイトを知り尽くし、40年以上患者の夢や無意識と向き合い続けた精神科医の大胆な新訳。
「物は乏しいが、空は青く、雪は白く、林檎は赤く、女達は美しい国、それが津軽だ」。津軽の風物を背景にした、少年の日への郷愁を描く、珠玉の短篇集。
それは予知夢か、あるいは悪夢だったのか?現代思想最大の異端児ガタリが遺した、カフカ論およびカフカ映画のシナリオ断片をコンパクトに集成。65の夢に導かれた新たなカフカが、いま、ここから「起働」する。
江戸にしんしんと雪のふる夜。一軒の船宿を訪ねる男と女。船を出すは金に目がない欲深い船頭。悪巧み、脅し、とっさの機転。全ては闇の中の出来事。平成の名人・立川談春が描き出す人間の欲望を、天使の画家・寺門孝之が黒く輝く新境地で絵本に。
コミュニケーションの達人とは観察力に優れている人だ。身ぶり手ぶり、表情、口癖、行動…そのシグナルは何を意味している?「本心がわからない」と悩む前に読むべき書!
人は目覚めたまま夢を見ることは可能だろうかー。現代フランスの文学者たちは、誰もがこの問いを胸に抱き、独自の探究を捧げた。ヴァレリー、プルースト、ブルトン、サルトル、バルトという5人の代表的作家を取り上げ、各人の夢と覚醒をめぐる省察を検討、20世紀全体を貫く物語回復の試みを描き出す。
陶芸との出会いを機に、アーティストとしての自己にめざめた著者ビル・ストリックランドは、貧困地域の少年たちのために、19歳でアトリエを開く。犯罪と貧困におおわれたスラム街の片隅で、いつもジャズの曲が流れ、コーヒーの香りがただようその小さなアトリエは、やがて町の人々にとってかけがえのない場所へと変わっていった。美しいものが人間を変えるー。アートを通じて少年たちの心を育む全米注目の起業家が、はじめて語った夢実現の軌跡と「人生を変える」メッセージ。
20世紀最後の年に発表された怪作『「超」怖い話彼岸都市』。これをもって『「超」怖い話』勁文社版は幕を下ろし、竹書房版でのシリーズ復活までしばしの眠りにつくこととなった。全6巻にわたってお届けした恐怖全集怪奇心霊編もこの最終刊を収め完結となる。現代の闇から生まれ出た恐怖と溢れんばかりの怪奇を世に放った平山夢明の絶品怪談と実話怪談を愛するもう一人の鬼才・福澤徹三との特別対談もあわせてご堪能いただきたい。