非業の死に倒れた坂本龍馬が夢見た、蝦夷地開拓…。その夢を、龍馬ゆかりの二人が受け継いだ。一人は遠縁で土佐勤皇党の同志・沢辺琢磨、もう一人は甥の坂本直寛。奇しくも二人はキリスト教伝道者となり、蝦夷地で新しい生活を送ることになったー。そこで開花した龍馬の夢とは!?
亭主の勇次が忽然と姿を消し、実家の口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふく。色気より喰い気、働き者で気立てのよいおふくは助っ人女中として奉公先に出向き、揃いもそろって偏屈な雇い主たちに憤慨したり同情したり。一筋縄ではいかない人生模様を目の当たりにするうち、自分も前を見て歩いていこうと心を決めるー。市井人情小説の名手が渾身の筆で描ききった江戸のお仕事小説。単行本未収録の短篇「秋の朝顔」併録。
声優の代表的な仕事であるアニメの仕事を中心に、声優はどんなやりがいをもって仕事をしているのかを探り、声優を目指すためには、どんな方法があるかも紹介。
元満鉄理事にして、多くの障害を押し切って新幹線を走らせた、第四代国鉄総裁十河信二。満州で夢見た高速鉄道を日本に走らせたいという思い、そんなものは必要ないという、政治的圧力と世間の批判、すべてを乗り越えて、夢の超特急“ひかり”は誕生した。忘却のかなたにあった真実を照らす、マンガ&ノンフィクション。
彩代はたんぼの中の母さんと父さんをかっこう悪い、といったが、父さんの雨にぬれた背中を見ているうちに、明はいいなあと思えてきた。たんぼ一面に広がった稲の成長を、泥をかきむしり、きりひらいていくような、力強い気配が感じられる。霧のような雨も、青々としげった稲も、父さんがいるので美しく見えた。小学中級から。
頑張ることは素晴らしい!日本人の肌を美しく変えたメイクアップアーティストの、モノづくり&仕事の極意36。
ある日、晴人の家にあやしいおじさんがやってきて、近所の稲荷神社の神さまだと名乗ると、キツネの姿に変身した!そして、神さまの仕事を手伝ってほしいといいだして…。“キツネの神さま”と、その“ともの者”に選ばれた晴人が、悩める人たちの夢のなかにおじゃまします!
大学教授で、身体の性と心の性の不一致に悩み続け、体と心の性分化のしかた、性的少数者に関する心理学・精神医学の文献などを読みあさってきた。性的少数者は環境から生まれるのではなく、持って生まれた資質によるという。そして、自らも心の性に従って生きることを決意した。
ダイナミックなプロジェクトによって、町の安全と豊かさを。町民一人ひとりには、公平で、優しく、あたたかな手を差しのべる。
死者たちが生前の記憶を仮想人格として保たれて暮らす電脳空間、すなわち死後の世界。ここで私立探偵を営む朽網に持ち込まれる難事件は、現実世界の歪みが投影されたものなのか?「暴力」「犯罪」の概念があらたに登場。近々、「殺人」が可能になるなんて噂もあったり…。警察なんかあてになりゃしない。SFハードボイルド・ミステリー『優しい煉獄』の続篇にしてシリーズ初の長篇!