子どもたちの豊かな個性と想像力を育む授業が奇跡を起こす。
京都学派のもうひとつの礎、田辺元の社会存在論。「種の論理」「懺悔道」「死の哲学」と展開する田辺哲学とは何か。“倫理と宗教”と“社会存在論”という二つの焦点から田辺元の思索全体に一貫した筋道を見出し、その全貌を示す。
地方医師たちの目は、国家の建設へと向けられた。ポーランドのマンチェスターと呼ばれた多民族都市ウッチ。地方医療を牽引した医師たちは、労働者家庭の子どもの貧困や結核、衛生問題と対峙した。彼らはやがて自治体の行政に参画し、新生国家の屋台骨を支えることになる。医師の“専門労働”からポーランド史を刷新する画期的叙述。
建築の面白さ大切さ創る喜びを。建築を愛する人すべての人に向かって平易な言葉と豊富な実例によって語りかける。東京大学における講義の集大成。版を重ねて三十年。著者自らの手になる新装版。
読み手に伝わる論理的な文章がスラスラ書ける!ハーバード大学で150年間伝わる作文法。対象年齢、10歳から大人まで。
コロナ禍が浮き彫りにした東アジア諸国における制度的課題とは。国内外の論客が様々な切り口から論じる。
著者のフィールド研究に基づき、ヒマラヤ・チベットと本州中部山岳域を舞台とした自然地理的記載も交え、山岳域特有の天候が大気と陸面のどのような相互作用により生じているかを解かりやすく解説。アフリカ・キリマンジャロ/レソトや中国・雲南省での旅行記を学術的にまとめたコラムや、より専門的な内容を学習するための最新の引用文献と用語解説も収録。
ひとりひとりを尊重する医療・ケアのために。アメリカなどを発祥とするACP(アドバンス・ケア・プランニングー将来の医療とケアに関する対話のプロセス)は、日本でもその取り組みが始まっている。しかし、法制度や文化的背景が異なるため、日本社会では必ずしもうまく実践されていない。日本社会に合ったACPの理論的解説と豊富な事例による、よりよいエンドオブライフ実現のための新テキスト。
普通の人びとのありきたりで、平凡な日常世界での創作活動=ヴァナキュラー・アートを民俗学的視点から浮かび上がらせる未完のプロジェクトとしてのヴァナキュラー文化決定版論集。