この本は、一八二五年から一八七五年の五〇年間に描かれたアメリカ風景画を「この時代の文化的文脈のなかでとらえ、絵画を考察するのと同じくらい深く文化的文脈ー哲学的、精神的、科学的ーを解明」しようと試みた初めての研究書である。
学位論文第1版の重要性の認識と研究の新たな展開のために。『充足根拠律の4方向に分岐した根について』第1版の綿密な読解を通して、従来のショーペンハウアー理解像の一新を図り、カントの問題意識を引き継いだ超越論哲学者としての姿を描き出す。この研究の基礎文献を成す。
憶測や伝説を徹底的に排して、謎に包まれた天才の人と作品に迫るセルバンテス研究の第一人者による決定版。ゴンクール賞受賞(伝記文学部門)。
古代におけるユダヤ人迫害の実態を証す、重要史料。自ら使節となった哲学者が告発する。本邦初訳。
現代の危機と討議的意思形成の論理。労働と相互行為の両概念を踏まえた視点から、マルクス主義の理論的萌芽とポテンシャルを組み立て直す試み。パーソンズ、ルーマンを批判・検討し、史的唯物論の進化論的・システム論的転回を果たした本書は、「コミュニケーション的行為の理論」形成期の思想的営為を示す。
小さいながらも、どっしりと世界5000年の歴史。調べたいことが、ちゃんと載ってる大学入試も完全カバーの7200項目。すぐわかる定義解説とじっくり読む本解説の2色・2段階構成。見やすくて引きやすい、読んでもおもしろいのはこの事典です。
巨大な「変革の時代」の多様な像を結ぶ。日本の資本主義経済の歴史的展開を丹念に追いダイナミックなその全体像の構築をめざす。
ナイル鱸、大鮪、金眉魚…魚談義は盛りあがり博学の料理人が大演説、賢人たちの宴は果てない。
セクハラは社会問題としてのみならず法的な保護の対象となったが、なお大学や職場での被害はあとをたたない。本書は明治学院大学におけるシンポジウムを基礎として、各種資料・判例・文献などを収録し、真の男女平等など社会への一助となることを願って編まれている。
本書では、イリノイ大学医学部教育開発センターの教育心理学者マックガイヤーの効果的医学教育の展開の原理に、著者の専門とする大脳生物学・神経心理学をもとにした「脳の仕組みから見た効果的学習法」を追加して解説している。医学情報担当者教育センターが開催したセミナーの講演録。
本書には、教室やご家庭でできるゲームやアクティビティが満載です。楽しく遊びながらアルファベットや単語、発音、会話が学べます。
オペラとバレエの殿堂「パリ・オペラ座」で、ロマン主義運動の一環として創作された「バレエ・ロマンティック」を中心に、代表的な台本20編を世界で初めて翻訳。バレエ愛好者と十九世紀フランス文化研究者の必読書。
本書は、平成12年4月に、東京農業大学短期大学部の創立50周年記念事業の一つとして、生活科学研究所が主催したシンポジウム「桜とくらしを考える」をもとに企画、編集されたものです。生活科学研究所は、食生活や生活環境など人間生活に密接に関係する様々な課題を科学的視点より総合的に研究する機関として、本学に平成10年に設置されました。そのスタートにあたり、研究所では平成10年度、11年度のプロジェクト研究として、日本人の文化や生活と深くかかわってきた「桜」をテーマに様々なアプローチを試みることにしました。
本書は、社会調査によって収集された公開データを再分析し、既存の仮説や新しい仮説を検証したり、あるいは新しい分析手法を適用したりする2次分析(secondary analysis)に必要な情報を提供するものである。
本書は、アブラムシの全体像について、現在どこまで理解しているかを基礎研究の立場からまとめたものである。