科学とビジネスをどうつなぐか。これが、科学技術創造立国・日本の課題である。本書には、この課題に応える最新のサイエンスパーク…起業都市戦略が示されている。
「人類学的アプローチ」と「霊長類学的アプローチ」-故今西錦司は、人間社会を解明する道として、この2つのアプローチを提起した。ブッシュマン研究は、この「人類学的アプローチ」の典型として、日本が世界に誇るユニークな学問、生態人類学の発展をリードしてきた。その35年の研究史の上に立ちながら、食物獲得、社会構造、無文字文化における年代記の再生、国家や植民地主義といった近代との関わりの中での社会変容まで、幅広いテーマで、今日のブッシュマンの姿を紹介する。
激動の時代に生きた父子の生涯を現地にたどり、『史記』に託されたメッセージを読み解く。最新の研究成果による新たな司馬遷像。
論文「民法出デモ忠孝亡ブ」や美濃部達吉の「天皇機関説」への攻撃で日本近代史にその名をとどめている穂積八束の著作よりその人と時代を知るに適切な論述を抜萃・編集。巻末に長尾龍一教授の書きおろし「八束の随から明治史覗く」を収録する。
良心の警告、良心の呵責、そして後悔ー。正義論の手前で、われわれの良心のありようを、言葉の原義から出発して平易に解き明かし、欲望と方位喪失の時代に鋭く問いかける。
収録語数約9万、用例数約15万、実用性の高い用例を精選して収録し、コンピュータ・科学技術・時事用語などの新語を大幅に増補した日中辞典。日本の生活や文化を日中2か国語で解説したコラムを新設、場面別・機能別のすぐに役立つ会話表現囲み欄を付加している。テーマ別の関連囲み記事も改訂増補し、初学者にもわかるよう、見出し語の訳語にはピンイン(ローマ字発音)が付いている。
広い視野から「人と会社と社会」の創造的関係を説き、激しく変化する時代の「人づくり、モノづくり」を語る。ビジネス・パーソンへ贈る、エスプリ溢れるメッセージ。
第8期住宅建設5箇年計画に準拠、教科書の決定版!住環境の体系的説明はもとより、各種評価指標と、適切な使用のための指針から、理論的背景まで。
本書は、1997年一一月一二日にケンブリッジ大学で行った、近代史欽定講座教授としての就任講義を、拡大したものである。
「遊者」から後白河院、花山院、文覚等にいたるまで、宗教と芸能、王権と物語のあわいに立ち、「推参」する者の姿を通して、中世世界を動かす深層のダイナミズムに迫る。