当今随一の陽明学の泰斗である著者が、自らの機関誌に執筆された陽明学講話十篇を収録。日本陽明学の正統を継いだ中江藤樹や山田方谷・河井継之助等の学問や生き方は、そのまま現代を生きる指針ともなろう。
デカルト以後の近世的認識論・自然観を超えんとして縦横に活躍し現代物理学とくに相対性理論に寄与したマッハ哲学の主著。自然的世界観の確実な基盤たる感覚を論じ、自然科学の方法に及ぶ。