アメリカ市民社会の実情と人々の息遣いを厖大な現代演劇のなかにリアルに探り問題系を照射する。
「モノづくり」から「知恵づくり」へ。過去の成功モデルを捨て、経済成長へ新たな国家戦略を!日本再生のシナリオとは?いま、知財国家ビジョンの全貌を明らかに。
ギターの音がザクリと響き、歌い手が低く、ものうく歌う…ブルースとはなんと魅力的な音楽だろう。これまで音楽以外の視点から、その音声や歌詞、その背景にある文化・歴史・社会が、まとまって研究されることはなかった。本書は、8名の書き手たちが、文化研究的な方法と伝統的な方法から、ブルースを見直し、ブルースを語り、新たな世紀に解き放とうとする試みである。
本書は、持続可能な開発を実現する方法を模索する。この方法としては、政府や企業の環境対策を中心としたり、日本のNGOを議論したりする研究が多いが、本書は、世界人口の80%を占める開発途上国の人々の視点にたって、従来、ほとんど注目されなかった社会開発と草の根の環境保全、すなわち現地住民、個人経営体、NGOなどが主体となる参加型の社会開発と環境保全を検討する。
初めて満洲語を学ぶ人のために。学習の実践の場から生まれた独習できる満洲語テキスト。
フロイト以後の精神分析の理論的総括を試みたビオンの代表的著作群(全2冊)。心的世界の成立基盤とその病理を臨床と独自の理論構成によって解明し、今日の精神分析とメタ心理学研究に明確な指針とパースペクティブを示す。
いまも問われる“文明とは何か”福沢諭吉が心血を注いだ最高傑作。達意な文章、豊富な事例、緻密な分析で文明の本質を体験的に説き明かす。「多事争論」「自由な気風」の精神から、あらためて日本「近代」の歩みを問う。
本書でとりあげた「日田市場外車券売場訴訟」は、別府市営の競輪場の場外車券売場を日田市に設置するために、通産大臣の許可を得たが、日田市が国の設置許可の無効確認を求めて訴えている事件である。本書では、ありきたりの机上論を論ずるだけでなく、現地の事情を直接調査して、法的な論点、将来を見据えた「まちづくり権」の可能性を徹底分析して、分権時代の自治体のあり方を考えた。
本書は、大学生および大学における学生生活のあるべき姿について一つの視点を提供するとともに、大学教員のあり方に関して一つの見解を述べたものである。また、それらをなるべく具体的に記述する方針を採っているため、結果として、日本における大学改革の例としてこれまで話題になることが多かった慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパス(略称SFC)について、その近況の一面を伝えるものとなっている。