ショーペンハウアーとニーチェー「無」と「ニヒリズム」によって西洋哲学の近代の扉を開いた二人の、インド思想との関わりを文献学的に論証する。
現代中国50年の政治メカニズムを基本構造から解明、市場化にともなう政治的多元化の行方を確かな視点で描いて、現代中国理解の新たなスタンダードを示した待望の新版。
過去問題の分析により、出題が予想される400の問題を精選して収録。繰り返し問題練習できるように、携帯性を高めて、裏表に問題・解説を配置。また、効率的に問題を覚えることができるように、チェック欄がある。
工業化社会における手仕事の復権を訴え、実践したメレ夫人。柳宗悦らの民芸運動にも深く関わった夫人の主著“Vegetable Dyes”を、日本の羊毛染織の第一人者が翻訳、紹介する。
哲学の課題、ギリシャ人たち、正義、責任、贈与、共同体、メシア的なもの、ジョイス解釈などを主題に、脱構築という作業のもつ深遠で肯定的な倫理=政治的意義が明らかにされる。
ヘルメス、クリシュナ、スサノオなど神話世界のトリックスターから、デュシャン、ギンズバーグなど現代のトリックスター的芸術家までを縦横に論じ、彼らが穿つ穴から広がる充溢と解放の「意識の地下世界」に文化創造の秘密をさぐる。
実用的な観点から、近年ますます必要とされる「量的調査」「質的調査」のアプローチ双方への理解〜総合的な活用へと導き、調査デザイン・データ収集・データ分析・報告書作成までを網羅した、画期的概説書。
本書で紹介する料理は、家族(元気な人)が食べる「基本のレシピ」と、それをアレンジした料理、「かみやすくするレシピ」と「飲み込みやすくするレシピ」がある。かみやすくするレシピはおもに咀嚼(かむ)機能が低下してきたかた向けに、飲み込みやすくするレシピはおもに嚥下(飲み込む)機能が低下してきたかた向けになっている。
その活動・理論は、単に男女間の数的変化にとどまらず大学の教育・組織・管理運営の全てを変容させ、社会全体の平等化の牽引力となっているー大学変化の実態をつぶさに示すとともに、それをもたらした女性運動、政策と法的整備等の具体面、またフェミニズム思想・ジェンダー研究等の理論面を論考・総括し、現地在住の研究者として長らくアメリカの大学を見てきた経験を生かし、日本の現状変革に強くアピールする。『女たちが変えるアメリカ』の著者が総括する平等をめざす理論・活動・実態の全て。
ライフストーリー・インタビューをとおして生活と差別のはざまで日本の変動期を生きた人びとが紡ぎ出す魂にふれる九つの物語。