本書は化学系学科の学部学生をおもな対象として、大学院入試に向けた無機化学、分析化学、放射化学の演習書を意図して書かれたものである。基本的必要事項の説明、例題そして演習問題となっている。問題の多くは1981年から1998年まで18年間にわたる大学院入試問題の中から選んである。
ストア派哲学者でローマ五賢帝の一人、マルクスが綴った名高い哲学的日記。
天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』。人間の本性とは何かを論じ、「誠」の哲学を説く『中庸』。朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の一つとされた儒教の代表的な経典。本書では、朱子以前の古い読み方を探求して、両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした。朱子の『大学章句』等を併収。
本書では、中学校で勉強した超基礎レベルの文法から、大学入試の英語まで、段階を追ってチャレンジできるようになっています。そして、受験レベルの英文法もしっかり勉強できるようになっています。
「安心」を求める集団主義は信頼を破壊する。世の中で最も信頼できるはずの金融機関は、なぜあれほどまでに国民の信頼を裏切り、逆に総会屋を「信頼」したのか。進化ゲーム論からのみごとな推論と実験データから大胆に提言する現代人の必読書。
本書は中国近代史上の重要事件であった太平天国運動(1850年〜1864年)の社会的背景を、実地調査の成果に基づいて解明しようとする試みである。特に運動の発祥地となった広西移民社会の形成とその特質について、著者が現地で発見、収集した第一次史料を中心に分析を進める。史料編は本文編において、論拠として挙げた族譜、碑文などの第一次史料のうち、重要と考えられる四十三篇を収録したものである。
本書は「乱流のクロージャ問題」を解析するために必要な手法をわかりやすく紹介することによって、初心者が乱流を学ぶときに最初に直面する「クロージャ問題」を解決することを目指している。
本書で紹介する調停は、米国で開発された方法で、当事者同士の直接対話と、その対話を推進する調停者の技術に重きを置いたものです。また本書で使用している調停用語は、言葉本来の意味を汲んでいただくために英語のまま使ってあります。説明されている事柄や実例などもアメリカの現状がそのまま描かれております。
熱力学・統計力学が物理学、いやもっと広く多くの分野の基礎に占める役割の重要さは、今も全く変っていないと考えられる。学問の進展に合わせての改訂はもとより必要であるが基本的なところでの理解、習熟を目的とする本書ではそれはあまり強く要求されない。一方、度重なる増刷のために原版の歪みも限界に近いので、今回、組方の刷新、活字の大きさの調整などを主として修訂版が刊行されることになった。僅かながら残っていた誤りの訂正はもとより、全体を再検討し、記述が荒削り過ぎたところ、読みやすさに対する配慮が足りなかった点などの修正を行った。