なにが善いことなのか、正しいことなのか?生きていくうえで、一度はきちんと学んでおきたい「倫理学」の現在を、主要な「理論」と新たな分野の「課題」の2つの軸でわかりやすく紹介する入門書。
シモーヌ・ヴェイユは、今や哲学の古典である。そのシモーヌ・ヴェイユの道徳的・宗教的思想を、その基礎にある形而上学的見地ーカントとプラトンとの関連ーから体系的に解釈した、二〇世紀の偉大な一哲学者についての画期的研究。
ハーバードに生まれた新経営学を描出!バーナード理論や人間関係論はどのようにして生まれたのか。経営学史上、人間関係に初めて着目した思想家の想い、行動を往復書簡を通して描き、理論と実践の一致を目指した人間協働を“科学する”過程を解く。
3300枚のカラー写真で1700種を紹介した、全道でも使える図鑑。小学生にも読めるように振りがなを付けました。この一冊で、あなたも虫博士。
日中戦争、南京事件、歴史教科書、靖国参拝…。日本と中国の近現代史を形づくってきた出来事をめぐり深刻な相違が浮かび上がっているいまこそ、理性的な対話が必要なのだー。日中の若手研究者らによる問いかけ。
本書は、高校生程度以上の学生、教師および一般社会人の英語学習者を対象として、自分の考えや事実を、英語で正しく表現できるようにすることを目的とした学習書である。
大学生にとって、論文を書くとはどういうことか。誰のために書くのか。何のために書くのか。大学での授業の受け方や大学院レベルでの研究報告書の作法、社会に出てからの書き方まで、論文執筆の秘伝を公開する。かつて流行った決め言葉の歴史や、カルチュラル・スタディーズが隆盛となったここ最近の学問の流れをも視野に入れた、実用書でもあり、読み物でもある新しい論文入門。
「心霊現象の心理と病理」は、ユングが精神科医としての一歩を踏み出した原点を示す最初の論文で、夢遊症と霊媒現象とを示す一少女の病歴を詳細に記述し、無意識の心理学の観点から分析を行なった症例報告。併載の「潜在記憶」は、当時の演劇評論家ヤコブソンが盗作の疑いをかけられた事件に関連して潜在記憶の現象を語ったもので、第一論文中、半夢遊症の状態における精神能力の異常な増進を説明するために用いた概念「潜在記憶」をより明確に解き明かす。