千数百年前に中国大陸や朝鮮半島を経由して伝えられた技法や素材が、今日まで連綿と受け継がれている日本画。この世界に類を見ない長い伝統を誇る絵画様式は、天然の素材が紡ぎだす繊細な美しさが最大の魅力のひとつですが、それはつねに脆弱性と隣あわせにあるということも意味しています。本書では、日本画とその素材、模写、そして日本画をとりまく環境のなかで必要不可欠な文化財修復などに関連する用語を、貴重な作業工程や素材といった豊富な写真とともに丁寧に解説しています。
国語と言葉の基本が身につく!2万人が600枚を書き抜いた、奇跡のペン習字。文京学院大学女子中学校・高等学校で、生徒や保護者をはじめとし、これまでにのべ2万人以上が600枚を書き抜いた「ペン習字」練習ノートが書籍化。
前近代の「伝統的」国際秩序の変容から、今日のアジア国際政治までを一望、最新の研究成果を踏まえた確かな叙述で、東アジア国際政治の主旋律をつかみだすとともに、多彩な論点から東アジア地域のダイナミックな変動過程を内容豊かに描き出した画期的通史。
紀元五〇年頃ギリシア本土に生まれたプラトン学者が、古代を追慕しつつ著わした機知と教訓に満ちた伝記集。ギリシア・ローマの著名な政治家をそれぞれ比較しつつ、歴史書によくある事績や戦功を記すよりは、むしろその人物の性格、生きざまを見事に活写した言行録である。
とにかく「長くて難しい」、国立大学の長文読解に強くなる!過去問題17題+オリジナル模試3題の全20問を収録。超難関大学の過去問題から、確実に力が付く良問を厳選!「解いて答え合わせ」だけでは終わらない戦略的な解法・学習法を伝授。すべての問題文を音声CDに収録。話すスピードで英文を読めるようになる。
日本酒、醤油、味噌など、日本人の味覚をリードしてきた麹のルーツを辿り、日本の気候風土の中で稲作と共に育まれた麹菌のすぐれたはたらきの秘密をさぐる。醸造化学に携わった人々の足跡を追って、日本文化へのはかり知れない影響を説く。
『トピカ』は、6つあるアリストテレスの論理学書のうち、弁証術(ディアレクティケー)を学問的に確立した著作である。あらゆる分野において意見の分かれる問題や前提に関わりながら、それに対応するさまざまな論理様式を吟味し検討する。その意味においてあらゆる学の原理的命題へ通じる道を拓いてくれる。
「ゲーデルのプログラム」とは何か、ゲーデルの哲学はいかに読まれるべきか。集合論が創る無限宇宙の探査。シリーズ完結。
ホワイトカラーに競争優位を持たせることが、国際競争力の強化に繋がる。本書で解説しているHPTは、それを可能とするマネジメント技術である。
10年ぶりの大幅改訂、第六版。総項目数4541項目、新たに「社会環境会計」と「公会計・非営利組織会計」を設け、合計14の大分類。
たとえば「人はなぜ太るのか?」。それは、ヒトが、元来は食物を多量に食べることができない環境に適応した動物だったからであるー私たちが人間独自の性質だと信じている事柄の多くは、ヒトが「サル」から引き継いでいる。家族、政治、戦争、言語等々、“人間性”の起源をサル学から解き明かした好著。