森づくり=植林?日本の誰もが勘ちがい?!豊かな雨量と降雪、夏は日照が長く高温になる日本列島。欧米とちがって木は植えなくても生えてくる。大事なのは植えることより、上手に伐ること。日本の気候と豊かな表土が容易にする“植えない”森づくりーそこから導かれるグランドデザインと、新たな林業を提言する。
絶えざる対話と内省の中でー生身の人間としてフィールドに入り、関わり合うことで見えてくるものとは。データ収集・分析の前提となる考え方から、実践の手続きやコツ、論文の書き方まで、語りと観察を中心にくわしく解説する。
米国で最も評価が高く、広く読まれているインテリジェンスのテキストの初の邦訳。インテリジェンスとは何か、米国のインテリジェンス機関の機能と役割、情報収集、分析、秘密工作、カウンターインテリジェンス、政策決定者および議会との関係などをバランスよく解説し、今後の課題を探る。最後に英国、中国、フランス、イスラエル、ロシアのインテリジェンス機関の紹介を付す。
少年期の禅的修道を原点に、「東洋哲学」に新たな地平を拓いた井筒俊彦ーその境涯と思想潮流を、同時代人と交差させ、鮮烈な筆致で描き出す、清新な一冊。
民俗学者折口信夫が提唱した“マレビト”概念をもとに琉球各地に残る仮面・仮装芸能を映像民俗学の手法で調査。日本人の心象における来訪神・異人伝説の原型を探求する。
知覚とは、環境と身体がダイナミックに遭遇し、世界を直接的に把握する能動的で探索的なプロセスである。従来の古典的知覚図式を刷新するギブソン知覚心理学の転換点。
NPOとはどんな組織なのか、NPOで働くとはどういうことなのか、どこから収益を得ているのか、給与水準はどんなものなのか…。若き“NPO経営者”の挑戦から、新たなNPOの役割と新しいビジネスのあり方が見えてくる。
10ジャンル、30の小説から「近代」を発見する新テキスト。「文学」に親しみ、参加する、待望のLesson本。
ダイナミックな発展を遂げる隣国の歴史を、第一線の研究者陣が丁寧に解説、韓国での研究動向も踏まえて、大きな転換点を迎えた朝鮮史研究の新たな見取り図を提示する。アジア史的な視野で朝鮮史を位置づけ直した、隣接分野でも必携の研究案内にして、初学者にも最良の入門書。
歴史経験としての占領統治。その共通性、異質性、相互作用…、アメリカを光源として日本とフィリピンを比較する。