八百長問題の発覚で、大相撲が65年ぶりとなる本場所の開催中止に追い込まれた。日本相撲協会の放駒理事長は「天地がひっくり返った感じ」と述べ、新聞やテレビは、「協会はすべての膿を出せ」と大騒ぎしている。しかし、大相撲の八百長は、今初めて判明したわけではない。『週刊ポスト』は1980年の「角界浄化キャンペーン」を皮切りに、数々の実名証言と物証を誌面で提示し、厳しく追及してきた。30年間にわたって総力追及してきた国技の最大タブー「八百長」の歴史と実態を詳らかにする。
森と湖の美しき国フィンランド。芸大生ミハルが「渡芬」したのはフィン語の辞書もない70年代末。相槌の「ニーン、ニーン」は猫の言葉に聞こえるし、夏至祭は「ココ、コッコ」と鶏言葉が蔓延、古文はさながら恐竜言葉で謎だらけ。ハードでシュールな語学漬けの日々に天性のユーモアと想像力をフル活用。個性溢れる仲間と共に極寒の冬も混浴サウナもどうにか乗り切った、抱腹絶倒のロングセラー留学体験エッセイ!
小錦、益荒雄、寺尾、千代の富士ー。野獣たちを美女が一刀両断!人気急上昇の美人キャスターが、自分の足と直撃インタビューでつきとめた、笑いと感動の大相撲特ダネ話。
テレビではわからない力士たちの真実。大型外国人の台頭で決まり手はどう変容したか?力士たちの懐具合は?史上最強の横綱は誰か?秘蔵データファイルをもとに、知られざる角界の素顔にがぶり寄り。
大相撲黎明期を綴る三つの物語。相撲に志を抱くも、八百長相撲ばかり取らされてきた雷権太夫は、幕府により禁止されていた勧進相撲を復活させようと町奉行所に掛け合う。最強の力士は誰だ?圧倒的な強さで勝星を重ねる谷風、その最大の好敵手・小野川、そして伝説の力士・雷電-。江戸相撲黄金期に繰り広げられた名勝負。明治政府の欧化政策により勢いを失っていた相撲界。陣幕久五郎はその再生のために力士顕彰事業を思いつく。番付最高位“横綱”誕生の秘話。
大相撲名古屋場所は1958(昭和33)年に始まり、今年で50年を迎えます。本書はこれを記念し発刊しました。中日新聞、中日スポーツ、東京新聞、東京中日スポーツのカメラマンが撮影した報道写真を掘り起こし、編年体で編集しました。
有望な若手力士が殺された。殺しの手口は、鉄砲、かんぬき、張り手。江戸相撲最強といわれる雷電の得意技だ。当初、雷電に嫌疑がかかるが、下手人は三人の浪人であった。なぜ、三人は雷電を下手人に仕立てあげようとしたのかー。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第六弾。
横綱はなぜ特別視されるのか?八百長疑惑はなぜなくならない?力士という職業の特異性から、大相撲というビジネスのしくみまで、経済学の視点で眺めてみると、角界の意外な(?)合理性が見えてくる。昨今の角界の不祥事を分析し、解決策を提示した「文庫版補章」も収録。
昭和28(1953)年の5月場所から334場所にわたり実況放送や現場取材を重ねてきた杉山氏が、好角家にして大宅賞作家である小林氏と縦横無尽に語り合った大相撲秘話の数々。大関・貴ノ花引退のあの日、小錦痛恨の取り直し、名勝負・名実況の活字再現etc。相撲ファン必携の一冊。朝青龍引退、貴乃花新理事に寄せた提言を加筆した完全版。
「行司の格は飾り紐の色で分かる」「土俵は呼出しが叩いて作る」「前髪が長い力士は稽古不足」…行司、呼出し、床山、女将、靴屋・洋品店など、力士を支え、盛り立てる人たちは相撲界の不思議を知り、力士の日常をよく見ているもの。そこで相撲ファンの乃南さんが自ら取材、裏方の意外な役割、楽しいエピソードを紹介しました。初心者から相撲通まで楽しめます。決まり手のミニ解説付き。
国技を蝕む「拝金主義」の実態。土俵を見続け半世紀ー大ベテラン記者が摘出する「角界腐敗」の構造。
公式キャラクター・ひよの山が、大相撲の世界を楽しくご案内。横綱・大関インタビューから、相撲部屋訪問まで密着取材も満載。