本書は、アマチュアが日曜大工程度の技術で天体望遠鏡を製作するための入門書です。今回は、天体望遠鏡独特の光学基礎知識を知っていただくために、巻頭に「ラムダのイロハ」を掲載しています。また、新時代の自作素材としてビクセン製の赤道儀用コンピューター・スカイセンサー2000に注目し、その機能の詳しい解説とともに各種の応用例を掲載しました。
本書は、各季節ごとにまず星座を案内し、その季節の見所となる天体を中心に、一般的な解説はもとより、最新の話題や歴史的エピソードなどをふんだんに盛り込んでいます。初めて天体や宇宙に接する人にも拒否反応が起きないように、文章は平易に、そして図版や写真を多くして目でも楽しんでいただけるようにしました。
超古代遺跡が明かす“天空の叡知”と神秘。神に近づこうとしていた古代人の天体観測の営みと驚くべき科学を天文考古学の権威が興味深く解説。
本書は、現在の天文学研究の状況を広く、しかも研究の現場にいる立場から紹介しようと思い、書いてみました。最新の研究活動と関連させるということで、それぞれの項目は、ここ数年に発表された学術論文や計画紹介のうち、著者が「おもしろいな」と思ったものを紹介する形で書いています。さらに、その背景となる研究成果について、今日の多くの天文学者が興味を持ちそうなテーマとの関連を含めています。
季節を彩る植物や動物、天文・気象のカットが約1800。動植物のふきだしや飾りけい、12星座もはいっています。
本書には1980年代の十年間に撮った鹿児島・天文館の写真を収録した。
「わたしたちの住んでいるこの世界は、どのように始まり、どこへ行くのだろうか」人々はいつも、このような疑問を抱いてきました。現在、高度に発展している諸科学は、理論的にまた具体的に証拠を挙げて、こうした宇宙や地球の歴史に関する疑問に応えようとしています。本書は、近代以前の宇宙論や地球論の物語から、近代的な天文学や地質学の成立史を経て、20世紀の宇宙生成論や地球変動論の発展史まで、ダイナミックに展開してきた科学の歴史を、分かりやすく語りかけるものです。
かつて純粋に理論上の産物であったブラックホールは、今や観測にかかる現実の天体となりました。私たちは今まさに「ブラックホール天文学」の時代に突入しつつあるのです。本書は、宇宙でのさまざまな天体活動を引き起こしている“黒幕”、ブラックホールの素顔から、研究の将来展望までをやさしく紹介します。
地球規模でのさまざまな「環境」変化がこの1冊でわかる。待望の、全面大改訂!外部要因による地球環境変動、気候変動・地球温暖化、オゾン層、大気汚染、水域・陸域環境、物質循環、産業・生活環境、環境保全に関する国際条約を網羅、環境データの集大成。
決闘で鼻を失った天文学者。聖書を精密に分析し、宇宙の年齢をはじき出した大司教。カヤックで海を渡って亡命しようとした物理学者に、世界トップクラスの天体画像分析チームを率いたメイド、重度の難聴ながら歴史に残る発見を成し遂げた女性ボランティア…。創世神話からプトレマイオス、コペルニクスにケプラー、ガリレオらを経て、ついにはアインシュタインの先へー。宇宙はどうやって生まれたのか?人類最大の謎に迫る有名無名の天才たちの苦闘を描く傑作科学ノンフィクション。
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト開発の4次元デジタル宇宙ビューワーMitakaでは自宅でカンタンに宇宙空間を旅することができます。137億光年の彼方を目指して、宇宙旅行へGO。
ドクソーとは「独創」と「独走」なり。なぜ、あの会社はドクソー企業になったのか?それは他社にはない着眼点と先見性、そして確固たる信念があったからにほかならない。月刊誌「発明」で紹介してきた企業のなかから19社をピックアップし、連載当時は盛り込めなかった内容や最近の動向などを盛り込んだ。うち1章は、知的財産の保護・活用に積極的な企業でまとめている。