星は、人びとの暮らしにとって、どのような意味を持ってきたのであろうか。人びとは、どの程度、星を見てきたのであろうか。人びとの生活のなかで、星は、山や海と同様、日常的な景観であり、生活及び生業と密着した自然環境のひとつであったと考えることはできないのであろうか。星と暮らした人びとの「ことば」「歌」の力はものすごい。そこには、自然認識の力、生きる力、そして豊かな表現力…と、私たちが失ってしまったすばらしいものがいっぱいある。だからこそ、星と暮らした人びとが伝えてきた伝承を、今では役に立たないもの、非科学的なものとして捉えるのではなく、あるいは、ふるさと的なもの、ロマンを感じさせてくれるものとして捉える段階にとどまるのではなく、21世紀、人間の生き方を考えるにあたって多くのことを示唆してくれるものとして捉えていきたい。
本書には1980年代の十年間に撮った鹿児島・天文館の写真を収録した。
貞観八年閏三月十日、応天門が突如炎上した!平安京を揺るがす一大疑獄事件の幕開きである。大納言伴善男は、炎上を左大臣源信の仕業と訴えるが、無罪に。そして同年八月、放火犯人は善男父子であると告発する者が出現したー!?ナチスの国会放火事件との類似点から、平安期の大政界スキャンダルの謎に迫る!巨匠の縦横無尽な筆づかいを堪能する傑作時代小説集。
人類に残された時間はあとわずか9年。惑星ニビル接近とフォトン・ベルトとの遭遇が人類の歴史を変える!『RESET-リセット-』の著者が語る新たなる世界。
日本の面積は増えている。日の出の時刻は変わっている…。平成16年版。火山・地震データ全面改訂。110番元素ダルムスタチウム。生命科学「プロテオミクス」「DNAチップ」ほか。
本書では、これまで理科年表編集部が受けたたくさんの質問の中から、「これはなるほど」、「これは知って便利」というテーマを選び出し、理科年表の部門「暦(こよみ)」、「天文」、「気象」、「物理/化学」、「地学」、「生物」に沿ってしぼり込み、できるだけわかりやすく解説しながら答えを書くよう努めました。
「わたしたちの住んでいるこの世界は、どのように始まり、どこへ行くのだろうか」人々はいつも、このような疑問を抱いてきました。現在、高度に発展している諸科学は、理論的にまた具体的に証拠を挙げて、こうした宇宙や地球の歴史に関する疑問に応えようとしています。本書は、近代以前の宇宙論や地球論の物語から、近代的な天文学や地質学の成立史を経て、20世紀の宇宙生成論や地球変動論の発展史まで、ダイナミックに展開してきた科学の歴史を、分かりやすく語りかけるものです。
多くの天文台が、一般公開したり観望会を行ったりしているのをご存じですか?ぐんま天文台などの行ってみたい天文台や、すばる望遠鏡、ALMA計画など最新の望遠鏡を紹介。天文台の歴史や望遠鏡のしくみ、天体の基礎知識も、豊富な図と写真、カラー口絵を見ながらやさしく解説します。天文学の入門書としてもどうぞ。