初級から中級までの天文ファンのための雑誌女性と星空をモチーフに撮る「女星写真」が、天体写真の新たな可能性を拓きます。
南米チリのアタカマ砂漠で宇宙を見つめる電波望遠鏡「ALMA」の開所から2年。最新の成果と天文学者の熱意を紹介しました。
■表紙画像
橋本武彦さんが、ギリシャのスニオン岬近郊にて美女と天の川を撮影した「女星(じょせい)写真」です。古代ギリシャ時代の小さな港の跡が磯溜まりのような役目をして、星と天の川が反射しています。
■星明かりと月明かりのポートレート「女星写真」
2010年から、星空の下で撮る夜の女性ポートレート撮影を始めた橋本武彦さん。基本の撮影データは「ISO6400、F2.8」。露出は星明かりなら10秒前後、月明かりなら約1秒。美女を伴いエーゲ海の島々やトルコ南西部をめぐり、撮りためた作品ギャラリーと撮影テクニックを紹介します。
■標高5000メートルに開かれた「ALMAの目」
天文学が今とても面白い段階にある、その理由のひとつがアルマ望遠鏡です。宇宙からやってくる電波をとらえる66台のパラボラアンテナが建設されたのは、南米チリの標高5000mの砂漠。日本を含む21の国と地域が協力して開発にあたり、2013年から本格的に観測を始めました。その最新の成果と現地の過酷な環境をレポート。
■天文学の20世紀近代天文学の開拓者たち12「ジョスリン・ベル」
パルサーの発見という、ノーベル賞に値する業績をあげた女性天文学者、ジョスリン・ベル。研究だけでなく、講演、テレビ、ラジオの科学解説で科学的成果を積極的に社会へ紹介し、女性科学者の育成などにも貢献した彼女の半生を案内しました。
■星の写真調整09「低空の光害カブリを緩和する」
「光害カブリ」とは、光害によって低空ほど星空の背景が明るく写ってしまう現象です。今回は、その「光害カブリ」をステライメージで軽減する方法について解説します。
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介木星&ガリレオ衛星の相互現象:
井川俊彦 協力:米山誠一
<本文>
4月号では、国立天文台の相馬充先生に木星の衛星の相互食と掩蔽の概要を紹介して頂きました。
今号では直近の4月中旬の現象について、「今ある機材で観望と撮影にチャレンジしてみる」をテーマに紹介しています。
【コンテンツ】
3月20日、北大西洋〜北極海皆既日食速報+スピッツベルゲン日食観測隊レポート
入門用Hα太陽望遠鏡テストレポート:塩田和生
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介ASTRO PHOTO GALLERY 4月4日の皆既月食
<本文>
4月4日に見られた皆既月食について、編集部に届いた読者の写真を紹介いたします。
【コンテンツ】
機上からの皆既日食の楽しみ方:塩田和生
超広角レンズでワイドに楽しむ夏の天の川:西條善弘
宮沢賢治さんのイギリス海岸で青い皆既月食を見て撮る:藤井 旭
初級から中級までの天文ファンのための雑誌極寒のコロナをもとめて、極北の地へ飛んだ日食ファンたちのレポートを紹介します。
注目は彗星核の驚くべき姿を届けてくる探査機ロゼッタ。活発になっていく彗星活動から目が離せません。
■表紙画像
2014年11月22日、彗星上空30kmの距離からロゼッタ搭載のOSIRISカメラによって撮影されたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星。画像処理することで、彗星核からガスが噴き出しているようすが鮮明にとらえられました。
■彗星核の『芯』に迫る
彗星核に探査機を着陸させて「現地で調査を行う」という人類初のミッションに挑む「ロゼッタ」。ヒエログリフ解明に貢献した「ロゼッタ・ストーン」のように、太陽系誕生の謎を解き明かすターニングポイントになってほしいという期待をこめて命名されました。8月の太陽最接近に向けて、ロゼッタの「今」と「これから」をまとめます。
■北大西洋〜北極海皆既日食「氷原と雲上の極寒コロナ」
2015年3月20日に北大西洋から北極海にかけて見られた皆既日食。スピッツベルゲン島では、低空ながらも透明度の良い北極圏の空に、見事な中間期型のコロナを捉えることができました。チャーター機による機上観測のようすも紹介します。
■天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 13「アーサー・エディントン」
1882年、イングランド北部に生まれたエディントンは、皆既日食で一般相対性理論を検証したことで有名です。一般相対性理論をわかりやすく解説したり、恒星の位置観測や内部構造、光度と質量の関係の研究でもすばらしい業績を残しました。
■新連載 星をたずねて1万3000km「自転車日本一周」
400日かけて自転車で日本中を旅しながら47都道府県すべての星空の写真を撮ってまわる「自転車日本一周星景写真の旅」を行った天本勝大さん。全国を旅して見つけた星空や、星景写真を撮る上での取り組み方、各都道府県で出会った景色などを紹介する新連載です。
■星の写真調整10「比較明合成」で撮る「都市星景」
都会の夜景なのに星が光跡を描いて写る「都市星景写真」。フイルム時代には不可能だった表現が、デジタルカメラと「比較明合成」という後処理の組み合わせによって可能になりました。光あふれる日本の都市でも撮影できる、都市星景写真に挑んでみましょう。
心に深く、熱く。人気の少女まんが月刊誌BIGふろく
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「ラストゲーム」&「うそカノ」
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あやかし契約奇談
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夏目友人帳
箱崎邸での的場一門と遭遇した事件を終えた夏目は…。
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●ラブ展開、進行中☆ 表紙&カラー
一途なパラドックス☆ラブ
天乃 忍
ラストゲーム
絶妙に噛み合わない柳と九条。天文サークルの皆で!?
ほか
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介内容紹介
「月刊天文ガイド」創刊50年を迎えて:編集部
<本文> 「月刊天文ガイド」は1965年7月号(6月5日発売)に創刊され、今回の号が50周年の記念号になります。
今回の号では、天文界の著名な方に「天文ガイド」で印象に残っている記事を選んでもらったり、藤井 旭さんに創刊のころを振り返って頂いたり、など50周年を記念した記事を盛りだくさんに掲載していきます。
【コンテンツ】
藤井 旭が見に行く「月刊天文ガイド」創刊のころ:藤井 旭
親子で夫婦で星空ナイトツアー・長野県阿智村:佐藤直美
創刊50周年 私が選ぶ「天文ガイド」この記事:編集部
TGデジカメレビュー・オリンパスOM-D E-M5 Mark□:西條善弘
初級から中級までの天文ファンのための雑誌7月14日、探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に最接近し、未だ謎の多い天体の探査を行います。
地球からも冥王星を見て、撮って、探査機を応援しよう!
■表紙画像
2006年の打ち上げから9年半、この夏、冥王星へ最接近する探査機「ニューホライズンズ」。冥王星とカロンに接近する様子の想像図です。
冥王星を通過後も旅を続け、別のTNO(Trans-Neptunian Objects、太陽系外縁天体)へ向う予定です。
■太陽系の果て 新たなる展望
2006年1月、探査機「ニューホライズンズ(New Horizons)」がケープ・カナベラル空軍基地より打ち上げられました。
9年半という長い年月を経て、この夏最初のターゲットである冥王星に到達する予定です。「新たなる展望」と名付けられた探査機がめざす、
太陽系外縁部の新しい知見と展望を紹介。
■冥王星を探す・撮る
今年冥王星は7月6日にいて座で衝となり、観望好期を迎えています。14等と暗く、恒星と区別がつかない冥王星ですが、
「ニューホライズンズ」がたどり着くこの機会に、観望・撮影に挑戦してみませんか?
■天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 14「クライド・トンボー」
経済的な理由で正規の教育を受ける機会を失ったにもかかわらず、宇宙への興味を失わず独学で天文学をおさめ、
冥王星の発見で歴史に名を残したクライド・トンボー。観測に没頭した天文少年の心を持ち続けた彼の生涯を追いかけます。
■6月19日発売開始、天体撮影をアシストするPC用ソフト「ステラショット」
望遠鏡を使った天体写真撮影で、天体の導入からカメラの制御までをひとつのソフトで運用する「ステラショット」が発売となります。
高度なカメラコントロール、便利な「導入補正」、天体を録画予約する「自動撮影」など、その機能の一端を紹介します。
■星の写真調整11「比較『明と暗』で都市星景を演出」
「比較暗」合成を使った都市星景写真のテクニックを解説します。
「比較暗」合成によって作った「星がまったく写っていない夜景のみの画像」を使うと、いろいろな演出に応用することができるのです。
1900年から2050年まで151年間の毎日の天体位置を掲載。天体位置推算の基準時間は日本標準時0時。太陽のイングレスタイム、月相(新月、上弦の月、満月、下弦の月)、ムーンボイドの時間帯を掲載。
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介創刊50周年企画Part.2 天体写真の50年を語る 前編
<本文>
本誌創刊(1965年)のころの白黒汎用フィルム時代から現在のデジタル時代までの「天体写真の変遷」を
天体写真のベテラン諸氏と語る座談会の模様を2回にわけて掲載いたします。
今号は前編として「創刊から1970年代」までを紹介いたします。
【コンテンツ】
インドネシア〜南太平洋皆既日食情報:編集部
藤井 旭が見に行く ローウェルは、磐梯山の大噴火をどこで写したのか:藤井 旭
星空の“超”広角描写:西條善弘
特別付録:タイムラプスポスター
ケプラー衛星の活躍など、新たな展開を見せる太陽系外惑星。太陽系を超えて「新世界」を切り拓きつつある観測天文学を紹介。
古い年齢の恒星の情報は、銀河形成史を読み解く記録となる。銀河を形作る恒星をひとつひとつ調べ、銀河の成り立ちを探る。
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介内容紹介
この夏はペルセウス座流星群だ!!:長田和弘
<本文>
今年のペルセウス流星群は8月14日が新月にあたり、極大となる8月12日〜13日にかけては、
月明かりの影響もなく、最良の条件で観測することができます。
今年のペルセウス群の観測情報をお届けします。
【コンテンツ】
デジタルカメラレビュー ニコンD810A:西條善弘
2016年3月9日皆既日食情報
きらめく星空「ニュージーランド・テカポ」:牛山俊男
創刊50周年企画 天体写真の50年を語る 後編
この雑誌について
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介
【10月号について】
暗黒物質は物理・天文学の最大級の謎です。
実験でなかなかつかまらないのは,有力視されてきた仮説に問題があるのではないか?
混沌としつつも熱気にあふれる暗黒物質の研究最前線を巻頭特集で紹介します。
このほか南極の厚い棚氷の下の深海で魚などが見つかった話なども読み応えがあります。
【目次】
特集:暗黒物質に異説
ダーク銀河の謎
WIMPではなくてSIMP(語り:村山 斉)
すばるが見た暗黒宇宙
暗黒物質を捉える
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追悼 南部陽一郎博士 南部先生が成し遂げたこと(大栗博司)
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南極の氷下の闇に生物!
炎症反応の指揮者 インフラマソーム
日本発の期待の新人 ペロブスカイト太陽電池
カリフォルニアの大干ばつ
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主要記事の「ダイジェスト」
→目次の前に掲載しています。
ここを読めば主要記事の概要が手短かにわかります。
各記事の冒頭に掲載している囲み「KEY CONCEPTS」も合わせてご覧いただくと,
さらに記事のポイントが把握できるようになっています。
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サイエンス考古学
50年前,100年前,150年前のSCIENTIFIC AMERICAN誌から
石油から作ったタンパク質/北極探検家/白亜紀パーク/恐るべき牛疫/ベッセマー転炉
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フロントランナー挑む
ゲノム編集で理想のトマトを作る 江面 浩(筑波大学)
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NEWS SCAN
地下生命圏が見えてきた/日本版材料ゲノム計画が始動/市川高校でサイエンス出前講座/コスモス賞にロックストローム氏/ヒマラヤに迫るダム災害/最弱磁場の実験室/しょっぱいエウロパの海/スマホのなかのお医者様/イルカを悩ます騒音公害/ニュース・クリップ/目につく雑菌/胎児の学習/造花で害虫駆除 ほか
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From nature ダイジェスト
第1世代の星を初めて発見/脳に注入できる神経計測装置
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グラフィック・サイエンス
米国で薬剤耐性赤痢菌
ヘルス・トピックス
人工甘味料で肥満に?
砂漠の駝鳥 当世かがく考
原発事故の責任を裁判で問う意味
illusions 知覚は幻
気取り屋と似せ者
ANTI GRAVITY
スイスチーズは目が命
パズルの国のアリス
定期的エサやりシステム
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ブックレビュー
『二重螺旋』
『失われてゆく、我々の内なる細菌』
<連載>森山和道の読書日記
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Information
次号予告
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今月の科学英語内容紹介
【目次】
特集:暗黒物質に異説
ダーク銀河の謎
WIMPではなくてSIMP(語り:村山 斉)
すばるが見た暗黒宇宙
暗黒物質を捉える
追悼 南部陽一郎博士 南部先生が成し遂げたこと(大栗博司)
南極の氷下の闇に生物!
炎症反応の指揮者 インフラマソーム
日本発の期待の新人 ペロブスカイト太陽電池
カリフォルニアの大干ばつ
初級から中級までの天文ファンのための雑誌内容紹介
デジタルカメラの性能向上著しい中、次々と発売されている天体写真向けカメラの天文「適」性をレポート。
そして冥王星に到達したニューホライズンズや「すばる」望遠鏡の新しい成果が天文学を盛り上げます。
■表紙画像
最接近直前の7月13日に約77万kmの距離から撮影された冥王星と、約47万kmの距離から撮影された衛星カロンを合成しました。
■天文“適”カメラ2015「天の川が見えるミラーレス」&「メーカー純正のHα改造機」
新機種発売のペースはひところほどの勢いはないとはいえ、デジタルカメラの性能向上はとどまるところをしりません。
天体写真に適する「天文“適”カメラ」の動向と、特に注目したい2つの機種「オリンパスOM-D E-M5 MarkII」「ニコン D810A」の試用レポートをお届けします。
■太陽系の果てで息づく冥王星
7月15日、ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所とNASAは、探査機ニューホライズンズが冥王星への最接近を果たしたことを発表しました。
冥王星フライバイを成功させたニューホライズンズは、人々の予想をはるかに超える興味深い天体たちの姿を送ってきています。
■終戦から70年「新聞にみる戦時の天文報道」
戦前から戦後にかけては、天文現象や彗星発見の報道も国威発揚の手段として誌面を飾っていました。
最も報道が過熱した天文現象である皆既日食を中心に、戦時中の天文・科学に関する記事を紹介し、当時の様子を伝えます。
■天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 16「ジェラルド・カイパー」
ジェラルド・カイパーは1905年、オランダに生まれました。大学・大学院では恒星の研究を行いますが、第二次世界大戦後に惑星科学へと大きく舵をきりました。
カイパーベルトの提唱が有名ですが、月・惑星研究所の創設や赤外線天文学への貢献、アポロ計画への助言など、広い分野で活躍しています。
■星の写真調整13「『アンシャープマスク』のパラメータ」
「アンシャープマスク」は写真のシャープ感を高めることができますが、どのような仕組みでシャープ感を増すのでしょうか。
アンシャープマスクの原理とパラメータについて解説していきます。
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介内容紹介
スーパームーンと皆既月食
ペルセウス座流星群を追う
2016年3月9日インドネシア〜南太平洋皆既日食情報