「太陽と月と地球、大きい順にならべると?」「雨をふらす雲は、どれ?」「天の川は、何でできている?」「台風の目って、何?」「朝、西の空に虹が出ている日の天気は?」…など、みぢかな天気や宇宙のことばかり。イラストがいっぱい。ながめるだけで楽しい。理科がおもしろくなる!クイズブックです。
日本を代表する作家、宮沢賢治。思い描いた理想郷“イーハトーブ”のモチーフになったといわれる、自然豊かな岩手県に生まれ、透き通るような夜空を眺めながら育った彼は、宇宙をどのように見つめていたのだろうか。代表作『銀河鉄道の夜』をはじめ、彼の作品に描かれる宇宙は現代の天文学者が舌を巻くほど正確に描写されているという。いまから100年も前に、賢治はいつどこで天文学の専門知識を得たのか。彼の目にはいったい何が見えていたのか。賢治マニアの一面を持つ天文学者である著者が、賢治作品の中から天体写真などとともにその謎や信憑性について考察し、ときに銀河鉄道に乗りながら、わかりやすく解説していく。誰も見たことのない、宮沢賢治の宇宙をめぐる旅へ出掛けましょう。
第1回(2011年実施)〜第7回(2017年実施)の天文宇宙検定3級試験に出題された過去問題と、予想問題を掲載。
博物館やコレクターが所蔵する数々の美しい図版とともに、天文学上の発見や世界各地の神話、忘れ去られた天空にまつわるエピソードなどを縦横無尽に語る。さながら宇宙の地図、物語、絵画、工芸品のコレクションでもある。星や惑星だけでなく、神々、悪魔、魔術師、空飛ぶ船乗り、中国やインドの占星術、神話上の動物、暴れ回る幽霊など、これまでに見たことのないような空の世界も語られる。
宇宙飛行士、天文学者、JAXA職員、企業家などなど。宇宙を夢見る君たちへ先輩からのメッセージ。夢を持ったきっかけ、どんな学校に進み、どんな勉強をしてきたのか。また何に挫折し、どうやって乗り越えてきたのか。夢を実現するために、先輩たちが積み上げてきたリアルが満載!
いつでも(昼間でも)、どこでも(自宅のPC、スマホ)、だれでも(操作が簡単)、天体観測。インターネット望遠鏡なら…観測しながら天文学を学べる!継続して観測しやすい!本格的な観測テーマにもチャレンジできる!
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介【特集】
6惑星と月が明け方の空に集合
春の惑星集合を見よう/早水 勉
2021.12.4 南極皆既日食フォトレポート/榎本 司
29P/シュワスマン・ワハマン第1周期彗星
彗星のアウトバーストのメカニズム/中澤淳一郎 津村光則
【TOPICS】
野辺山宇宙電波観測所の40年/塚田 健
星空VRによるタイムラプス動画/須永 閑
月のある絶景/榎本 司
星明かり月明かり/牛山俊男
星空撮影QUICKガイド/成澤広幸
「月・惑星」高画質画像撮影法/山崎明宏
星を消す・暗くする/西條善弘
宇宙からの視点 特別編/池内 了
【THE SKY】
4月の星空と天体観測/藤井 旭
【NEWS&EVENT】
ASTRO NEWS
ASTRO SPOTS+全国天文イベント情報
【天体写真】
読者の天体写真
入選者の声(最優秀賞受賞者手記)
【連載】
月のある絶景
星雲・星団案内
天文学コンサイス
星雲・星団撮影入門
リーマンサットa go-go!
柳家小ゑんのエントロピーガイア!
今日からロケッティア!
オーロラカレンダー
宇宙天気
星のある場所
【観測ガイド】
流星ガイド/星食ガ【特集】
〇6惑星と月が明け方の空に集合
春の惑星集合を見よう/早水 勉
特集は2022年春に起こる「惑星大集合」。3月〜5月にかけて水星、金星、木星、土星、海王星の6惑星と月があいついで接近します。
惑星どうしの接近や月と惑星の接近はよく起こりますが、これほどの多数の惑星が同時期に同じ天域で集合するのはめったにありません。
春の明け方の空に複数の惑星が並ぶ様子はフォトッジェニックな眺めとなります。
また、惑星どうしの接近は望遠鏡の視野におさまって観測することができます。
今春見られる惑星の集合を2号にわたり詳しく紹介します。
〇2021.12.4南極皆既日食フォトレポート/榎本 司
2021年12月4日、2003年以来18年ぶりに南極圏で皆既日食が見られました。「月のある絶景」連載の榎本 司さんが、この日食ととらえるべく遠征。2月号では報レポートで紹介しましたが、現地で日食の模様をとらえた写真で遠征の様子を紹介します。
〇29P/シュワスマン・ワハマン第1周期彗星
彗星のアウトバーストのメカニズム/中澤淳一郎・津村光則
2021年9月に29P/シュワスマン・ワハマン第1周期彗星がアウトバーストを起こしました。
アウトバーストした彗星を継続的に撮影した津村光則氏の画像をもとに、
29Pがどのような変化をしたのか、
また、まだまだ未解明の部分が多い彗星のアウトバーストのメカニズムに迫ります。
〇日本の電波天文学の「聖地」
野辺山宇宙電波観測所の40年[後編]/塚田 健
国立天文台野辺山宇宙電波観測所は2022年3月で開所40周年を迎えました。日本の電波天文学を世界レベルへと牽引してきたその功績は大きく、前編(3月号)では同観測所が挙げた天文学的成果をふりかえりました。[後編]では、同観測所のもう一つの役割・広報普及にスポットを当てて、観測所施設を誌上公開しながらその功績を紹介します。
初級から中級までの天文ファンのための雑誌星空を楽しむための月刊「星ナビ」2022年4月号は3月3日(木)発売です。最近話題の「電観観望」の面白さって? 今年で開所40年を迎える「野辺山宇宙電波観測所」のこれからにも迫ります。
■表紙画像
飯島 裕さん撮影の「野辺山45m電波望遠鏡」です。星空の下にそびえるパラボラアンテナが美しい作品です。
■楽しい電視観望 CMOSカメラで宇宙を視る
各地の天文イベントやYouTubeライブなどでも見かけるようになったCMOSカメラでの電視観望。電視観望でよく使われる用語の解説やグラフの読み方を交えながら、電視観望の始め方を紹介します。
■野辺山宇宙電波観測所の40年 電波天文学の開拓者
国立天文台野辺山宇宙電波観測所が2022年3月で開所40年を迎えました。電波天文学を語る上で外せない野辺山観測所はこれまで多くの成果をあげてきました。財政難で注目される「ノベヤマ」の未来とは。
■人類が手にした新たな瞳 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
29日間の飛行を経てすでに目標のL2へと到着したジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)。これまでの望遠鏡では得ることのできない新たな宇宙像をもたらしてくれると期待されています。第1期観測のデータを待つ天文学者が紹介します。
■Deepな天体写真 市街地で星雲撮影5 SNS公開用基本処理フロー
画像処理にはいろいろな手順や工夫が必要ですが、まずは気軽に撮影して星雲撮影の楽しさを味わってみませんか? 今回は「ステライメージ9」を使って、1〜2分程度でできる簡単な画像処理法を最初に紹介します。SNSなどで自分が撮った星雲を投稿してみましょう。
初級から中級までの天文ファンのための雑誌星空を楽しむための月刊「星ナビ」2022年6月号は5月2日(月)発売です。
1922年の「星座制定」から今年で100年。星座の誕生と歴史をたどってみましょう。美しい天体が簡単に見られる「eVscope」による新しい観望会の形とは?
■世紀の天球イノベーション 星座制定100周年
私たちが今使っている88星座が決まるまでには、長い歴史と変遷があったのを知っていますか? 今年2022年は、国際天文学連合(IAU)による星座制定からちょうど100年となる記念すべき年。プトレマイオス、へヴェリウス、ラカイユといった星座を作った人びとの歩み、星座の制定、日本での呼び名が決まるまでを一緒に辿りましょう。
■楽しい電視観望 観望会を変えるeVscope
スマートフォンで操作するeVscopeは、簡単に美しい天体を楽しめる望遠鏡です。科学館で働く渡部義弥さんもその簡単さに衝撃を受けたとか。観望できる対象天体が非常に多いeVscopeを使うことで、これまでの観望会のスタイルが大きく変わりそうです! 実際の観望手順も詳しく掲載。
■Deepな天体写真 市街地で星雲撮影7 輝点ノイズをダーク補正で駆逐する
天体画像の画質を向上させるにはコンポジット処理が必要です。画像処理の基本を解説した4月号、コンポジット正攻法を紹介した5月号に続く記事。今回はコンポジット処理をしても現れてしまう輝点ノイズを「ダーク補正処理」を使うことで軽減していきます。これまでの記事も合わせて読んで画像処理マスターを目指しましょう!
■星空で動き出す物語を描く 星空案内人で小説家 穂高 明インタビュー
小説家・穂高明さんのスペシャル・インタビュー。前編(5月号)では、最新作『ダブル・ダブルスター』と作中に登場する国立天文台野辺山宇宙電波観測所との関わりなどについて、お聞きしました。後編では気になる天文ライフから、作品に登場する星空の秘蔵エピソードまで紹介します。
■今月の注目 拡大版
明け方の惑星集合は5月から6月も見ごろです。見ても撮っても楽しい現象なのでぜひとも注目したいですね。2つのパンスターズ彗星も見逃せません!
知勇兼備の武将として「坂東武士の鑑」とされながら、謀略により一族もろとも滅ぼされた畠山重忠。のちに幾多の伝承を形成する重忠ほどの華々しさには欠けるが、軍功を重ね、いくたびかの政変を乗り切って、東北の所領を維持した葛西清重。二つの相異なる鎌倉武士のあり方を、最新の中世史研究の成果、中世考古学資料、各地域にのこる伝承など多角的な視点から論じ、秩父平氏の実像を明らかにする。
小津安二郎、成瀬巳喜男、フェデリコ・フェリーニ、レヴィ・ストロース、蒋介石、毛沢東、孫文…さまざまなテキストを援用しながら世紀末台湾の時代精神を描きだした、現代版地下室の手記。侯孝賢監督の脚本家として知られる女性作家の代表作。
“1982年。台北のカフェ、明星珈琲館で私はこの人と出会ったー。”『恋恋風塵』『非情城市』など、不朽の名作の数々を侯孝賢とともに創り上げてきた女流作家、朱天文が描く「台湾映画がもっとも輝いていた、あの日々」。台湾ニューシネマの美しき才女による珠玉のエッセイ集。