めざましい勢いで進展している天文学のあらゆる項目を網羅し、最新の研究・情報にもとづいた天文学辞典の決定版。約3000項目を収録し、第一人者が執筆。シリーズ現代の天文学の索引も兼ね、付録も充実。
想像上の産物から実在する特異天体として確立したブラックホールーその魅力を余すところなく伝える。X線など従来の電磁波で見られる高エネルギー現象のみでなく、宇宙線や新たな目、ニュートリノなどを手段とした粒子線天文学、さらには未開拓ともいえる重力波天文学にもふれた。
本書の1〜3章は、星座の生いたちと、その裏話である。4・5章は古代天文学関係、6章は我々が日常接している天文学の意外な面や間違われていることを中心に太陽・地球・月といった身近なものに限定して扱った。
準惑星とされた冥王星をはじめ惑星、衛星やリング、そして系外惑星まで最新の知見からいきいきと伝える。
私たちー生命・人間ーのもとを作った超新星爆発など、ダイナミックで多様な進化を遂げる恒星の姿を最新の知見からえがく。
私たちに豊かな宇宙観をもたらしたジャンスキーによる宇宙電波の発見。その電波天文学を基本から発展まで網羅する。
かつて、宇宙は灼熱の火の玉であった。現代宇宙論の柱である宇宙マイクロ波背景放射研究のトップランナーによる本書を読破すれば、この一冊だけで、世界の最先端に追いつける!