1950年、伊丹万作の遺児・岳彦(後の伊丹十三)の世話係として京都にいた野上は、『羅生門』撮影のためやって来た黒沢明と出会い、以降『白痴』を除く全作品につくことになった。本書は黒沢組という希有な場で得た苦闘ともいえる体験、勝新太郎や武満徹らとの軋轢、役者や作家との訣れなどを、情感溢れる文体で綴っている。
本書には、時枝誠記、荒木繁、益田勝実の古典教育論の研究を収めている。いずれも、着実な先行研究の上に立って研究課題を発見し、これまでにない視点から切り込み、数々の新見・新説を提示している。時枝誠記の古典教育論と言語過程説との関係や、荒木繁の授業実践とソビエトの文学教育理論との関係、「微視の眼」と「巨視の眼」に着目した益田勝実の古典教育の方法などを解明している点がそれである。最後に、三氏の古典教育論を比較考察して、それぞれの特質と課題を浮き掘りにしている。著者の研究の特色は、単なる理論研究にとどまるのではなく、実際の教育方法にも着目して、理論と実践との統合を視野に入れた古典教育論研究を展開するところにある。
測定数値だけが一人歩きしてしまう現代社会の風潮の中で、数値の背後に隠されているドラマを、私たちの生活に溶け込んでいる身近な興味深い15テーマでおくる。地道に、真剣に、自らのからだをはって分析してはじめて測定できるという分析化学への認識を新たにできる。分析化学を知らない人でも理解できるようにやさしい解説で、その魅力を堪能できる。
数多くの過去問から、よく出る問題を厳選。使いやすい2色刷・テーマ別編集。「必修問題」および「実戦問題」のすべてに、詳しい解説。「POINT」で、頻出事項の知識・論点を整理。
晴れ、雨、雪、天気はいろいろ変化して、さわやかな気分になったり、うんざりしたりするけれど、どういう仕組みで変わるんだろう?-ってことがよくわかる本です。
嵐が来ても、吹雪でも、雨でも、失敗しても、いつも元気な森田さん。おもしろい天気予報の秘密をこっそりおしえます。
千の球根、万のタネをダメにして「無手勝流」の悟りをひらいた著者が語る汗と涙と腰痛のシロウト園芸奮闘記。
アテナイ民衆に親しまれ受容された宗教観・信仰を同時代の弁論作家・歴史家・墓碑銘・献辞・祭祀規則などの文献資料を渉猟し考察。ソポクレス、ソクラテス、プラトンら独自の宗教観に生きた詩人・哲学者たちの思想を理解する前提としての「民衆宗教」を描き出す。
進化する天気予報ますます多様化!魅力の資格「気象予報士」。本書は、平成15年度第2回試験の全問題・全解答を掲載。問題の解き方、考え方を丁寧に解説。
言えそうで言えない日常表現や慣用表現は、発想を変えるだけで、意外にも知ってる単語や文法で表せる。1つの表現を視点を変えて様々に表す方法を教える。
リスニングに効果絶大!なぜシャドーイングが最強のトレーニングなのかを科学する。シャドーイングは「英語の素振り」英語に強い、耳と口を同時につくる。トレーニングがゼロからすぐに始められる!VOAニュース、企業レクチャーの実況中継からトム・クルーズ、アンジェリーナ・ジョリーまで。
「天気」の初歩から最新の予報技術までをやさしく解説。気象予報士試験に新しく加えられた「季節予報」もサポート。気象庁で活躍する著者ならではの予報の現場に欠かせない知識の数々。
「イラクの泥沼を日本外交の失敗と言わずして、なんと言うのか!?」ベストセラー『さらば外務省!』の著者による痛烈な小泉外交批判。
黒の武神を駆り、UCATに属さず3rd-Gと戦闘を繰り返してきた飛場と美影。だが、美影は敵の手に落ち、概念空間に連れ去られてしまった。そんな彼女を取り戻すため、佐山たち全竜交渉部隊は飛場とともに3rd-Gとの激しい戦闘を開始するが…。そして、様々な謎と思惑が交錯するなか、遂に“軍”がUCAT本部へ破壊工作の手をのばす!神々の力を持つ人々が創り上げた自動人形と武神の世界ー3rd-Gとの全竜交渉、いよいよ佳境。