90年代初頭の政治力学を丹念に追い、政治学における不良債権問題研究の欠落を埋めようとした、画期的研究。
今度こそ本当に終止符を打て!10年以上続いた経済停滞を脱却しつつあるように見える日本経済。しかし依然として先行きには悲観論・楽観論が入り混じる。懸案の財政金融問題のほか金融システム(銀行業界、生保業界、社債市場)の改革、公的金融改革、企業再生、労働市場の構造変化、FTAと貿易政策など、多くのトピックに言及する。日米16名の精鋭による具体的な政策提言。
政府は“ダイエット”を必要としている!利権政治は政府を肥大化させ民主主義を破壊してしまう「小さな政府論」の古典的名著。
「総合格闘技」M&Aを学ぶ実践の書。「高く買いすぎた」「買ったけど、経営できない」「失敗だが、売るに売れない」M&Aのプロフェッショナルが日本企業の事例を厳しく採点する!
なぜ日本企業は負けるのか。当時の状況とその変化への戦略対応過程をドキュメンタリー・タッチでとらえ、家電産業における日本企業の敗因を探究。「ダイナミック戦略能力」と「コーポレート・ガバナンス」の欠如を敗因と認定し、今後のIoT/AI時代への処方箋も提示する渾身作。
事例方式で実務の“勘どころ”がわかる!国内外で数多くの企業の内部監査の支援やコンサル、外部評価などに従事し、その後、企業において内部監査や監査役監査に従事してきた著者の経験から得られた実践知を体系的にわかりやすく整理し、日本企業に望ましい実務を解説!「2017年度青木賞」(日本内部監査協会)受賞書籍を改訂!
パリ協定に復帰するバイデン政権は、石炭・原発支援のトランプ政権から環境重視・再生エネ支援へ。エネルギー政策を振り返りつつ再生エネ革命の長期的趨勢を読み解く。
本書は、心理療法の失敗とその後の治療関係の立て直しについて、実践と理論の両面から検討された臨床・研究成果をまとめたオリジナリティ溢れる一書である。心理療法は失敗する。多少にかかわらず、方法を誤っていたり、要望を汲み取れなかったり、何気ないコメントが小さなトゲのようにクライエントを傷つけてしまったりし、二人のあいだに誤解が生まれてゆく。そのままだと、やがては、セラピストとクライエントの関係が壊れてしまうことにもなりかねない。多くの臨床家は、一度ならずそうした経験をすることだろう。そうしたさまざまな失敗について、その原因と回避、失敗に陥った後の解決法などを追及していくことで、セラピストは、セラピーの場で人と人が出会うということへの深い思索を与えられ、心理療法に対する新たな世界観の提言に勇気づけられる。本書を読むことで、セラピストは、心理療法の底流となる「基本となるもの」に気づかされるに違いない。
ファンのリクエストを元に収録内容を決定する特別企画「あなたと選ぶ、30th Anniv. バラード作品集『Slow Collection』」は、
10,000件を超える熱い熱いリクエストを受けランキング1位から16位までの楽曲、全16曲を収録することが決定。
ランクインした音源化されていない他アーティストへのプロデュース楽曲である「恋の中」「好きよ 好きよ 好きよ」は、
今作品のために新録された弾き語り音源を収録。さらに「7月7日」は2015年開催の『福山☆冬の大感謝祭 其の十五』でのライブ音源を収録。
また、1990年代リリースの「Dear」「Squall」「Good night」「恋人」については、
「デビュー30周年を記念した作品ならではのメモリアルな収録内容にしたい」という福山の想いから、
進化したバンドアレンジでパフォーマンスされた2010年代のライブ音源から選りすぐりのテイクを収録。
本書は、ミクロ経済学の中級テキストブックである。この第2巻では、まず完全競争市場において各経済主体が分権的に行なう個別的意思決定が、社会全体として整合性と効率性をもつために満足されるべき条件を述べ、代表的資源配分メカニズムである「価格メカニズム」の静学的・動学的性能を評価する。次に完全競争の条件が満たされない独占・寡占・独占的競争の3つの市場構造において、個別的経済主体間の戦略的相互依存関係に焦点を当てつつ、分権的市場経済が示す性能を事実解明的・規範的に吟味する。
本書は、高齢者の外来診療に携わるすべての医師・看護婦を対象に、失敗をおかさないための基本的な事柄を21の戒めとしてまとめたものである。
開発経済学では、市場メカニズムが十分に機能しない現状を直視し、ミクロ経済学的な分析に重点が移っている。本書は、複雑な実世界とある程度共鳴するような開発途上国の問題を取り上げ、開発経済学の伝統と最近の経済理論の進歩に即しながら、その主な最先端の理論的論争点を説明するとともに、モデルを使ってより精密な分析方法を例証している。開発経済学を専門分野にし、その最先端の潮流に関心のある学生のためのテキスト。
日本の医療制度は現在、いよいよ基本的な見直しの時期にさしかかっている。医療制度を根本的に見直すための視点が「保険者機能」である。保険者機能とは、「医療制度における契約主体の1人としての責任と権限の範囲内で活動できる能力」であり、それが発揮されるとき「保険者が自立し、医療制度における他のプレイヤー(サービスの受け手・プロバイダー)と直接かつ対等に十分な対話」が実現される。本書では、日本の医療政策の基本的目標に照らし合わせ、医学・法学・経済学・経営学など多面的なアプローチから現状評価を行い、抽出した問題点に対して、「保険者機能」に着目した医療制度改革案を提言する。