本書は、国家=レバイアサンとの神話を作り上げて、この神話を現実であるかのように見せかけて国家批判を行うのではなく、国家=レバイアサンは、あくまでも神話であって、むしろ、この神話からの「脱魔術化」を通してもう一つの国家像を提示してゆく。
戦後イギリスを代表するモダニスト・デザイナーのひとりサー・ミッシャ・ブラックの思想の精髄を示す遺稿選集。「近代のデザイン」の価値と理念をあまねく提唱・主導し、1930年代から今日に至るまで世界の産業界・教育界をはじめ多岐に亘る分野に影響を及ぼしてきた彼の生涯と業績は、インダストリアル・デザインの歴史におけるひとつの里程標を示す。彼が展開した思考と実践の軌跡をたどり、その分析的な接近法と明確な心的態度を通して、デザインプロセスの複雑さを理解する好篇。
本書は、ここ数年にわたる筆者の規制緩和と民営化に関する研究報告をまとめたものである。
IBM360システムおよびOS/360の開発リーダーであった著者が、開発の過程で遭遇したさまざまな問題にどのように対処したか。その結果は正しかったのか。今も繰り返してなされる間違った判断と認識。本書では、未だに色あせてない議論がなされており、ソフトウェア開発管理者・プログラマのみならず、現在のパソコンの神話ならぬ真実の世界を知りたい一般のパソコンユーザも読んでおくべき書である。
ミクロ経済学の基礎理論と、不確実性と情報の経済学・企業経済学・都市経済学・環境経済学など、応用分野への発展を、新しい理論を取り込みながらわかりやすく解説する、大学2・3・4年次向けテキスト。
変化の激しい情報技術を事業に生かしていくためには、社外の専門家との協力が不可欠である。本書は、多くの失敗例と成功例を挙げながら、アウトソーサーと建設的なパートナーシップを築きIT化を推進していく秘訣を、具体的に解説する。
市場経済の移り変わりを意識し、市場メカニズムの本質を理解するための、最良の標準的テキスト。基本的な数式のみを使用し、具体的数値例や図を駆使し、練習問題を課すことで理解を容易にする。
本書は、プログラム開発の管理がなぜたいへんなのか、という疑問に答えようとするものである。プロのプログラマや管理職、特にプログラマの管理職を対象にしている。増訂版では、最近の考えを補足した。アメリカ計算機学会のACM/A.M.Turing賞受賞。
経済・経営系の大学生が入学して基礎から経済学の体系的な知識を習得し基本的な経済問題に対する理解をもつための入門テキスト。入門レベルの解説のなかに日本経済の多くの問題、データをちりばめ、経済とはなにかということを記述し、読者に対して経済学の世界に対する親切な水先案内人になることを目指す。
ビジネス数理とは一体何なのか?実際のビジネスでどのように利用されているのか?といった疑問に対して、さまざまな例を挙げながら、わかりやすい説明を心がけた。第1章から第5章までは、ビジネス数理とはどのようなものなのか、というイメージをもっていただくためのエッセイとして書かれている。第6章と第7章では、多くの例を挙げながら、モデルアプローチについて解説。最後の第8章では、ビジネス数理の学び方や使い方のポイントを、エッセイ風にまとめた。
現代経済学のコア『ミクロ経済学』の姉妹編。ミクロ経済学の基礎的概念を説明したうえで、問題を解く方法を解説する。豊富な例題と練習問題が初心者の習得を手助けし理解力を高める。
チュービンゲン学派の本格的統合失調症論(+自閉症論)。
経済学の応用分野の一つである環境問題ならびに資源問題を集中的に取り扱っている、初級から上級までの幅広い読者を対象とした環境経済学のテキスト。
ハリケーン・カトリーナの災害にうまく対応できなかったアメリカ。硬直的な政府をどう改革すべきか?日本はそこから何を学べるか?次世代の政府に必要な5つの要素。