本書は、中国経済の発展にとって重要な要素になりつつある乗用車産業を取り上げ、この分野に参入して大量生産体制の確立を目指した諸企業が、いかにして環境変動や自社の経営資源に適合した成長戦略を構築してきたかを実証し、検討するものである。
地球温暖化によってイネの登熟期が高温・寡照となり、白未熟粒の増加や充実不足によるコメの検査等級の低下が大きな問題となっている。今回は水田での水管理やイネの植え方、移植時期、施肥の工夫などによって高温障害を防ぐ特集。
情報開示制度の強制は本当に必要か。伝統的な法解釈論のほかに、法と経済学、ファイナンス、行動経済学などの知見を応用し、情報開示制度の理論的な根拠に迫った鮮烈なデビュー作。
ダムダム弾、攻撃的兵器、大量破壊兵器、地雷、クラスター弾ー特定の兵器をタブー視する近現代の発想や概念はいかに構築され変容したのか。既存の知の前提を問う新たな試み。
本書は、ラテンアメリカで進行している経済自由化の内容・成果・課題を、政治・法、経済・社会の多様な分野について検討し、ラテンアメリカの開発の新たな枠組み、そこにおける市場、政府とそれらを補完する制度の役割を明らかにする。
光学顕微鏡のハード面は著しい進歩を遂げているわけではあるが、その反面、その性能を充分に活用できないことが多々あるようである。現在、医学・生物学のみならず、写真の重要性は益々高まりつつあり、特に形態学分野では、研究成果の価値そのものにも重大な影響を及ぼすものである。研究成果が正確に、かつ印象深く表現されている写真でなくてはならない。しかしよい顕微鏡写真を撮る為には、単に写真や顕微鏡の技術のみならず、標本材料の作製プロセスや試料(組織)等を充分に理解しなければならないことは当然であろう。顕微鏡写真は、それだけで単独に存在するのではなく、試料摘出、固定、包埋、薄切、染色、封入、鏡検・記録という一連の流れの最後に位置するものであるということを認識する必要がある。本書は、上記の内容を踏まえて、第一部:光学顕微鏡の基礎、第二部:応用編「顕微鏡画像の効果的な観察・記録方法ー微弱な反応や、多重蛍光染色等の効果的な観察・記録をどのように行うか?」の二部構成にした。第一部はこれから光学顕微鏡を始められる方に、第二部は、光学顕微鏡は使用しているが今ひとつできあがりに満足できない方に参考になる。
文部科学省のプロジェクトとして2001年〜2006年度にかけて失敗知識データベース整備事業が(独)科学技術振興機構で実施され、失敗知識データベースが整備された。本書では、(社)日本高圧力技術協会が分担し、このデータベースに収録した材料分野における破壊事故の事例のうちから代表的な事例を選出し、破壊事故を主題として失敗知識の活用を学べる構成とした。
すべての指標を捨て、価格変動と足の動きだけに注視せよ。単純さこそが安定的利益の根源。
見極める目を養い、診断力を高める!時に見分けるのが難しい認知症とその他の精神・神経疾患について、第一線で活躍する臨床家らが自身の“ヒヤリ・ハット”な経験を紹介しながら鑑別のポイントを解説。
132日間連続で1日を3分割した5分足チャート。詳細解説付き。
筆者は、旧世代都市ロンドン・パリ・ニューヨーク、それに新興都市ロスアンジェルス・東京を加えた5都市の日常を透徹した眼で観測することによって、80年代の喧騒から90年代のバブル崩壊へ至る激動の新世紀末都市のありさまを見事に描き出している。