笑い上戸で泣き上戸の営業マン・陽介の勤め先は葬儀会社だ。出産直前で入院した妻がいるがライバル社を出し抜いた葬儀があり、なかなか病院にも行けない。生まれてくる子どもの顔を葬儀の最中に思い浮かべ、笑顔が出そうになって慌てる。無事仕事を終え、病院に向かう陽介にまた厄介な案件が…(表題作)。-人生の悲喜こもごもをユーモラスに描く傑作短編集。
かれは今まさにこのわたしだー「過水悟道の偈」で知られる洞山良价は一千年以上もの歴史と伝統を誇る曹洞宗の宗名の由来とされる禅匠。生涯の大半を行脚と遍歴に捧げ、後に多彩な門弟たちを育成した洞山の伝記と人物、真の思想禅風を、主として『祖堂集』などの古い機縁を通じて明らかにする。
市井の大人たちとの縁から、少年は一生忘れることのない思い出を手にした。ベストセラー作家が描く、輝きの物語。
月間450万PVの超人気サイト「恋愛専門ドットコム」に寄せられた、悩める女性たちからの「好きな人に振り向いてもらえない」「体だけの関係から抜け出せない」「昔の彼があきらめられない」「つき合ってもすぐにふられる」などの切実な相談。生命科学の分野で博士号を持つぐっどうぃる博士が、男性たちの意見や観察をもとに導き出した、男心を射抜くための処方箋。「男を意のままに操る女」になれる究極の恋愛メソッド。
緑豊かな桂川渓谷で起こった、幼児殺害事件。実母の立花里美が容疑者に浮かぶや、全国の好奇の視線が、人気ない市営住宅に注がれた。そんな中、現場取材を続ける週刊誌記者の渡辺は、里美の隣家に妻とふたりで暮らす尾崎俊介が、ある重大事件に関与した事実をつかむ。そして、悲劇は新たな闇へと開かれた。呪わしい過去が結んだ男女の罪と償いを通して、極限の愛を問う渾身の長編。
症状が3年以上長引く、または再発を3回以上繰り返す「慢性うつ病」。服薬と休養で半年もあれば治ると言われるうつ病だが、実は1割強は慢性化し、いったん慢性化した患者は、投薬治療中心の現在の日本の精神科では敬遠されがちだ。しかし、あきらめる必要はない。家庭や仕事など現実を直視し、抑えられてきた怒りや悲しみの感情を解放すれば、慢性うつ病は必ず治る。10年以上苦しんだ人が、「もう大丈夫」と確信できるまで回復したケースを紹介し、カウンセラーが自分の心との向き合い方をアドバイス。
企業や官公庁など、組織の中で必要とされる文章=実用文の書き方を解説。
一緒に暮らす恋人に、最近わたしはすぐに苛立つ。好きなのに、優しくしたいのに、彼を追い詰める言葉ばかりが溢れ出しー(「つまらぬもの」)。退屈な日常を変えて欲しくて、会社員の芹澤さんと付き合い始めた。でも、高校で援交の噂を立てられて…(「暮れていくだけ」)。甘やかな恋心は、いつしか胸をしぼる切なさに形を変える。恋の至福ととまどいをひたむきに描いた全9話、文庫オリジナル。好評『ハニービターハニー』に続く第2弾。
白鳳時代の建築と、昭和・平成の建築が調和して立つ白鳳伽藍。玄奘三蔵の教えと祈りが守り継がれる法相宗の大本山・薬師寺。
本書では、今や社会問題となっているマルウェアへの対策として、効率的にバイナリレベルで検体を解析し、対処法を導き出すためのテクニックを紹介します。解析対象はWindowsに感染するマルウェアです。ファイルをダウンロードするマルウェア、パックされているマルウェア、動的解析を妨害するマルウェア、コードインジェクションをするマルウェア、カーネルモード(Ring0)で動作するマルウェアといった特徴的な事案をピックアップし、それらを解析するためのツールやテクニックを日本人著者が実践的な形式で解説します。/ART/OF/REVERSINGシリーズ、ここに極まれり。
ボロボロに疲れたときこそ、少し筋肉を使う。そのあとで休む。いつまでも元気でいたい男性が、必ずやるべき簡単なことが満載。
奥の深い大和・奈良の魅力を日暦(カレンダー)で語る。
宇喜多直家・秀家、備前の戦国大名。一介の土豪から知略の限りを尽して備前・美作を支配するまでに成長し、後に「戦国の梟雄」とも言われた直家。秀吉の寵愛のもとに成長し、五大老の一人として豊臣政権を支えようとした秀家。対照的な父子の実像を初めて解明する。