「声」を担ってきたアナウンサーたちは、「アナウンサーらしさとはなにか」、「なぜ女はアシスタントなのか」、「メディアの送り手は何をなすべきか」などの問題とどう向き合ってきたか。アナウンサーを生きる、彼女(彼)らのライフストーリーやインタビュー調査を通じて、更には、元フリーアナウンサーである著者が長年アシスタントをつとめたラジオ番組の事例から考える。
膨大な数の外国人が押し寄せる日本。しかし結婚や家族の事情で来日した女性たちは深刻な言葉の壁に苦しんできた。本書は、この問題に正面から取り組み、一人ひとりのライフストーリーに光をあてたものである。多文化社会を生きる私たち日本人にとって大きなヒントがここにある。
本邦初!ジェンダーに特化した女性患者のための臨床栄養学!
●月刊「臨床栄養」の好評連載が待望の書籍化!
●架空の世界を舞台に、管理栄養士の活躍を描くストーリーを通して、女性患者に特化した栄養療法を紹介。
●静脈血栓症と肺栓塞症、嚥下障害と多発性硬化症、自己免疫性肝炎、腹腔内出血と急性腎障害、高Ca血症と心サルコイドーシス、人工呼吸管理と栄養、骨粗鬆症と褥瘡、APACHIIとSOFA、妊娠と乳がんなど、女性によくみられる症状や疾患をピックアップして、具体的な栄養サポートをわかりやすく解説。
【目次】
Episode 1 【血液系】静脈血栓症と肺塞栓症ー2つのWellsスコア
Episode 2 【神経系】嚥下障害と多発性硬化症 MS-かぜ症状と体重減少
Episode 3 【免疫系】自己免疫性肝炎 AIH-疲れと食欲不振
Episode 4 【泌尿器系】腹腔内出血と急性腎障害 AKI-残食と視野欠損
Episode 5 【循環器系】高Ca血症と心サルコイドーシスー3頭のバタフライ
Episode 6 【呼吸器系】人工呼吸管理と栄養ー分娩時の合併症
Episode 7 【骨・皮膚系】骨粗鬆症と褥瘡ー破裂骨折とコラーゲン
Episode 8 【ICU】APACHEIIとSOFA-ICUでの治療と合併症
Episode 9 【産婦人科系】妊娠と乳がんーコウノトリ
21世紀に顕著な姿を世界に露わにした国家主導資本主義。本書は、旧ソ連、中国、ドイツ、中東欧を対象としつつ、国家主導性がどのように制度構築・編成され、世界経済にどのように影響しているのかを経済システムの内部から明らかにし、国家が混迷する資本主義を救い出すことができるのかを問う。
本書は、NIH女性健康局と国立看護研究所が中心となって91年に開催されたワークショップ「出生前遺伝検査ー女性への衝撃」の講演記録を元に刊行されたものである。
そこは秘境でも理想郷でもなかった。子供たちの笑い声に励まされ、儀式の読経に胸ふるわせる。女性教師が体験した平穏な日常は、しかし壮絶な過去を背負っていた。-傷痕はいまなお疼きつづけている。
現実がことばを、ことばが現実の認識を形づくる。この日本語社会は、おんなをどう規定し、おんなの生き方をどう支配しているのか-。日本語における〈言語と性差〉研究、初の論集。
中国湖南省江永県を中心に伝えられてきた女文字。女性たちによって作られ、女性たちだけに使われてきたこの文字は、いかなるものなのか。これらの文字で女性たちは、何を伝えようとしてきたのか。日中の研究者による総合的研究成果。
大腸癌に対する腹腔鏡手術は近年増加しており、全国調査では直腸癌に対する手術の半数以上で腹腔鏡手術が行われている。一方、大腸癌手術の特徴として、病変の存在部位が盲腸から直腸まで広範囲に及び、部位ごとに解剖学的特徴も異なるため、術式も部位により様々なものが存在する。本特集では、このような多岐にわたる大腸腹腔鏡手術における術式、あるいは血管処理操作や剥離操作などの操作において留意すべきポイントやピットフォールを、初級者でもわかりやすくイラストやシェーマを用いて解説していただいた。確実な手術を行うために有用な特集となれば幸いである。
大腸癌に対する腹腔鏡手術は近年増加しており、全国調査では直腸癌に対する手術の半数以上で腹腔鏡手術が行われている。一方、大腸癌手術の特徴として、病変の存在部位が盲腸から直腸まで広範囲に及び、部位ごとに解剖学的特徴も異なるため、術式も部位により様々なものが存在する。本特集では、このような多岐にわたる大腸腹腔鏡手術における術式、あるいは血管処理操作や剥離操作などの操作において留意すべきポイントやピットフォールを、初級者でもわかりやすくイラストやシェーマを用いて解説していただいた。確実な手術を行うために有用な特集となれば幸いである。編集室より:本特集ではイラスト・図に関連する動画を見ることができます。ぜひ論文と併せてご覧ください。腹腔鏡下右結腸切除術
猪股 雅史・他
腹腔鏡下横行結腸切除術
鶴田 雅士・他
腹腔鏡下左結腸切除術
奥田 準二・他
腹腔鏡下低位前方切除術
吉冨 摩美・他
腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術
清松 知充・他
腹腔鏡下ISR
伊藤 雅昭・他
腹腔鏡下側方郭清
石部 敦士・他
腹腔鏡下全大腸切除・回腸嚢肛門吻合術
荒木 俊光・他
閉塞性大腸癌に対する腹腔鏡下手術
栗原 聰元・他
●FOCUS
日本人女性の乳癌に対するMRI/MDCTガイド乳房部分切除
榊原 雅裕・他
潜在性腹膜転移膵癌治療におけるconversion surgeryの役割
里井 壯平・他
●図解!成人ヘルニア手術・9 忘れてはならない腹壁解剖と手技のポイント
大腿ヘルニア修復法
執行 友成・他
●病院めぐり
岡山労災病院外科
池田 宏国
●具体的事例から考える 外科手術に関するリスクアセスメント・11
消毒・滅菌にかかわるトラブルをどう防ぐか
石川 雅彦
●臨床報告
腹腔鏡手術で治療しえた十二指腸憩室後腹膜穿孔の1例
西川 泰代・他
傍下行結腸窩ヘルニアの1例
光岡 晋太郎・他
コルセット着用が一因と思われる両側鼠径・大腿ヘルニアに対し
腹腔鏡下に修復した1例
三宅 隆史・他
水腎症、尿路感染症を契機に診断された後腹膜仮性嚢胞の1例
境 雄大・他
ポリスチレンスルホン酸カルシウム(CPS)による回腸狭窄をきたした1例
市川 健・他
●私の工夫
肥満患者の開腹虫垂切除術における皮下の展開法の工夫
石橋 雄次・他
●ひとやすみ・13・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
糖尿病の最近の動向
宮里 舞、和栗 雅子
糖尿病治療は何が変わったか?
弘世 貴久
■糖尿病と思春期・成熟期のヘルスケア
PCOSと卵巣機能
甲村 弘子
インスリン抵抗性をもつ不妊・月経異常の治療
佐久本 哲郎、寺田 陽子、徳永 義光
■糖尿病と中高年期のヘルスケア
閉経が糖尿病に与える影響・糖尿病が閉経に与える影響
寺内 公一
インスリン抵抗性をもつ中高年女性への
ホルモン補充療法の適応とポイント
篠原 康一
■糖尿病と婦人科がん
糖尿病とがんを結ぶメカニズム
佐々木 浩
糖尿病が子宮体がんの病態・予後に与えるリスク
辻 圭太、新倉 仁
糖尿病が卵巣がんの病態・予後に与えるリスク
平田 幸広、矢内原 臨、岡本 愛光
糖尿病患者における周術期管理
血栓症、創傷治癒、感染症の予防管理など
中尾 砂理、加藤 敬、佐藤 豊実
■最近の話題
メトホルミンの抗がん作用
清野 学、太田 剛、永瀬 智
●FOCUS
婦人科腫瘍におけるセンチネルリンパ節生検の可能性
寺井 義人、田中 智人、大道 正英
●教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
腹腔鏡下子宮筋腫核出術後のドレーン挿入部に発生した
ポートサイトヘルニアの1例
村上 勇、倉兼 さとみ、西川 隆太郎
●Obstetric News
妊娠中の抗うつ薬と心奇形リスク
武久 徹
●Estrogen Series
経口避妊薬(ピル)の使用と死亡率の関連
Nurses Health Studyのコホートを36年間前方視的にフォローした結果
矢沢 珪二郎
●原著
術後のヘモグロビン値低下を用いたTVM手術ラーニングカーブの検討
三木 明徳、木村 真智子、新澤 麗・他
女性の多様な生き方を踏まえた母子支援。リプロダクティブ・ヘルスや母子統計などの基礎的事項だけでなく、生殖医療やシングルマザーなどの現代的な課題も取り上げ、最新かつ必要な事項を盛り込んだテキスト。
さまざまな課題を抱える地域で、それに向き合うヒトや組織がいる。本書では、地域活性化の当事者の想いを、専門的分析を織り交ぜながら描写する。地域活性化に関心をもつすべての人に読んでもらいたい一冊。
ペストやコレラ、結核など、人類が挑んできた病気との闘いを詳しく解説!医学発展に貢献した偉大な研究者たちのエピソードを多数掲載!世界各国の重要な出来事を年表で紹介。医学の歴史がすぐに理解できる!豊富な写真とイラストで、さまざまな医学療法や医学技術がわかる!
2021年を迎えても収束の気配を見せないCOVID-19。Dr.岡が再び贈る最新情報。ウイルス変異、重症化因子、PCR・抗原検査、治療薬・ワクチンなどの最新知見を踏まえ、「講義編」を全面的に書き下ろすとともに、「症例検討編」にはDr.岡教室のリアルな症例カンファレンスを収録した。