本書は、わが国で行ってきた労働衛生工学の各課題はもとより、欧米のインダストリアルハイジーンで扱っている課題まで広く網羅して、労働衛生の国際化にも対応できるように考えている。
目ざましく発展するポピュラー音楽研究の最新動向。社会学、音楽学、記号論、構造主義、フェミニズム…相互に関連し合う多彩な学問領域からのアプローチが進む英語圏の現状を一挙に紹介する。第一人者による待望の翻訳。
相談は臨床的であり、社会的実践である!「相談の女性学」研究から導き出された勇気と批判的視点によって、相談という社会的実践の力を明らかにし、理論化して多くの人びととの共有をめざす。
目的に応じて筋力強化したい部位や筋のトレーニングができるように、またその筋名もすぐわかるように、正確なカラーイラストで図示。
変化の直中にあるアボリジニ社会。その歴史的背景や社会的実践のあり方を、しなやかで力強い生き方を見せる女性たちに着目して描き出す民族誌。男女の関係や平等のあり方は決してひとつではないことを示し、人類学的方法のオルターナティブを提案する。
マンガとキーワードで見る、知ったかぶりクラシック音楽の世界。
攻撃行動に重要な役割を果たす「古脳」と、知性をつくる「新脳」のしくみ、そして性ホルモンにあやつられるこれら古脳と新脳のすがたを追うことで、現代人の行動の謎を明らかにした力作。
女性史・女性学の成果。「女らしさ」をはじめ、文化として形づくられた女性像を問い直し、男性中心の思考法を再検討する。新しい女性像を確立するために。
1990年、フジテレビ深夜番枠で始まった一見大学講義風の番組は、当時の流行や社会の兆候をするどく分析し、その真面目とおバカの境界線のギリギリっぷりで91年度ATP賞グランプリを受賞。伝説番組の単行本がここに復刻。
古代ギリシアにのみ見られる神話から哲学への発展ーギリシアにおいてなぜ初めて哲学は誕生し得たのか。神話世界に位置を占める女性性の重要性に着目したC・G・ユングの視点を発展的にとらえ、男性性と女性性の統合を通してこそ真の自己を知ることができるという確信から、西洋における倫理と信仰の伝統の出発点を探り、東洋の伝統との共通点と相違点を見事に抉り出した、「歴史心理学」ともいうべき新しい取組みが生み出した注目すべき成果がここにある。
本書は、離婚の流れや法律の基礎知識に加えて、離婚後の生活を送っていく上で、「知っておきたい情報」をかなりのスペースをさいて紹介している。また、子連れ離婚の場合、何より気がかりなのは子どものことですが、その問題にはあえて触れず、「離婚時のお金」の問題に絞って解説している。
本書は、高齢女性の健康増進のためのホルモン補充療法に関する総合的研究班の第二期の3年間の活動を集約したものである。内容はHRTのガイドライン、研究班の全体および個別研究のまとめ、そしてHRTの基礎、臨床にわたる一般的知識、提言と、初版と同じ構成になっているが、HRTに関する研究の進歩とWHIをはじめとする大規模臨床試験の結果を取り入れてガイドラインを改訂し、またそのほかの内容もupdateなものとした。
女性学は、女性の視点の発見に始まった。二十一世紀を迎えた今。それは、男と女を、中心と周辺、公と私、優位と劣位の存在とすることで成り立ってきた、ジェンダーー近代性差社会と文化の構造そのものの虚構を、根本から問い直すにいたっている。本書は、フェミニズム批評を一貫して展開してきた著者が、一九七〇年代初めの女性学の揺籃期から現在までを、女性の時代を共有した人々との出会いを中心にふり返った、興味深いフェミニズムと女性学「私」史である。