ポスト工業化の知識社会への転換に、経済学の理論はどのように分析のメスをふるったらいいのか。いままで、マルクスの理論を長く学んできた立場からの1つのこころみとして解き明かす。
本書は、前書に引きつづき、「女性の視点」をテコにして、社会のあり方全体を問い直し、一人ひとりが賢明に、真に人間らしく生きられる社会を創出する一助となることをねらいとしています。自身の身体も精神もコントロールできる自立した人間が、他者とのよりよい関係を築きつつ、社会に貢献してゆく。そのために役立つ話が、さまざまな角度から語られています。
本書の第1篇では、ビジネス・ワーカーとして必要な普遍的能力の領域を掘り下げ、人間関係や共同作業を円滑にするためのビジネス・マナーに始まり、電話の応対・接遇、会議の持ち方、プレゼンテーション、ビジネス文書の書き方などを学習し、学生から社会人へとソフトランディングできるようバックアップする。また、第2篇では、ビジネス実務の普遍的領域部分に加えて、経営学の基礎知識、女性と労働、能力開発、金融・会計等に関する学習をし、ビジネス・ワーカーとしてよりブラッシュ・アップできるような構成となっている。
誕生から老いまで-女性の生涯を縦軸に、ビデオ化されている劇映画の中の女性の生き方を横軸に置きながら、女性学を学ぼうとするテキスト。なにげなく見ている映画にひそむ問題を発見していく喜びを味わいつつ女性学の世界へ。第一線の研究者が討論を重ねて作りあげた。大学、社会教育、生涯教育の教材として好適。
看護に重点を置いた全科目総まとめ。系統別だから、解剖生理から看護まで、スムーズに理解できる!5段階学習方式だから、直前でもあわてず、楽にマスターできる!一歩突っ込んだ知識だから、国試はもちろん臨床でも、実戦で役立つ!
住まいとまちづくりにとって大切にしたい視点とは何か。住居学を専門とする著者が、親しみのある映画・アニメ・絵本などを題材にし、また自らのさまざまな体験を通して問いかける注目のエッセイ。
女性学を教える大学等教員への詳細な調査が示す、日本の女性学教育の実態とジェンダー・フリーの実践から多様な教育方法の共有・発展をめざす。
生命の不思議さ、おもしろさ、不気味さが見えてくる。老い・死・言葉・都市・文化…さまざまな生命現象をテーマに、世界的免疫学者と日本の知を代表する11人との対話。
女性の地位向上、諸権利の拡大に関連したいろいろな出来事、それらの動きを推進し、あるいは女性の名誉・名声を高めた多くの著名な女性の誕生や死去、それらの人物にまつわる事件など、神話時代を含む女性の歴史を年表形式で記述した事典。収録期間は、紀元前3500年から1996年5月まで。記載事項は、年月日・出来事の要約、出来事の説明、人物の生い立ち、事績、関連の出来事などを記した解説、女性史にまつわるエピソードを記したコラムなど。排列は、年表、資料集は年代順、神話と伝承は地域別。巻末に女性人名と事項名の索引がある。
治療論総論から分裂病モデルの試論まで、精神病理学の新しい時代にふさわしい新鮮な発想12編。
世界的な市場の飽和に直面している現代、生活のすみずみにまで「商品化」の波が押し寄せた結果として、失業、過疎、性差別、環境問題、いじめ、といった社会問題が明確に浮上している。本書はそうした市場経済の構造変化、市場社会の危機的状況を見据え、既成の理論への反省を前提に、問題の根源を市場経済システムの限界に求め分析し、社会を再生するためにいかに市場をコントロールし、社会に「埋め込んでいく」のかという課題を提起する。学術的完成度に加え、「どのように現象をとらえるか」という普遍的な問題意識を理解できるよう記述された、現代社会科学入門。
女性のライフ・サイクルに、法律はどうかかわっているか。改正「均等法」をはじめ多くの事例をもとに、ベテラン弁護士がやさしく解説!みやすい関連条文付。
フィールドワークをもとに伝統と近代の相克の中で変わるアジア・オセアニアの女性たちを描く。