ポスト北京会議の女性政策にパラダイム転換を。本書は、国立婦人教育会館とお茶の水女子大学が協力し、海外の研究者と共同して行われた国際学術研究の成果を集大成したものである。アジア・太平洋地域の女性の地位・施策・教育・女性学研究の現状を初めて現地調査し、各国の女性政策の特質を浮き彫りにする。婦人問題からジェンダー課題へ、国際的視野から日本の女性政策の理念と射程を深めるタイムリーな示唆に富む。日本、韓国、中国、インドネシア、タイ、インド、オーストラリア、ニュージーランド8カ国の女性とジェンダー初の本格的比較研究。
本書は、女性のエンパワーメントのために、今、女性学が何をどのような形で問題にしているかを、世界の中での日本という視点をもちつつ、主要な領域について概説し、またそれを深めた議論を展開した。
夫婦別姓・性別役割分業・母性信仰・結婚退職制・セクハラ日常生活の中で女性が直面する諸問題に対し、女性学の学際的な視点で、現在の女性の現状を分析・解明する。
フェミニズムという新しい視点で私たちの生活を見つめなおすために、女性をめぐる「現在」に焦点をあてて理論と実践の両面からわかりやすく解説する。
女性に対する暴力の実態、たたかいと運動、新たな女性人権論の展開。-地球レベルの女性の人権運動に連帯する一冊。